【ゆびさきと恋々】がどの角度から観ても傑作に相応しいアニメでした‼︎【アニメ】【第1話】【2024冬アニメ】【神アニメ】【2024春アニメ】

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1. @oreo1116 6か月 ago

   最初から最後まで美しい映像と音の演出が詰まっていて、告白シーンと、最終回の藤の公園デートは涙が出るほど感動しました。映像や演出だけでも見どころがいっぱいのアニメでした😊

   この作品は、聴覚障害をテーマに扱っているため、丁寧な取材や協力を受けて、登場人物達の背景を細かく設定しているようです。原作者とアニメチームの聴覚障害の方のことを少しでも伝えたいという思いが一つになって、手話の演技や、多様なコミュニケーションを描がいています。

   一般的には、聴覚障害の方は手話を使うと思われがちですが、読唇と口話を使って手話を使わずに聴者と同じ学校に行く方もいれば、声はほぼ使わずに手話やジェスチャーで話す方、補聴器を使っても聞こえ方は人それぞれで、ろう学校も親も教育方針はいろいろあり、みなさん迷いながらそれぞれの方法で、人と関係を築いて行きます。

   ゆびさきと恋々では、先天性の雪ちゃんと中途失聴のまどかちゃんの出会いはかけがいの無いもので、聞こえなくなってからのまどかちゃんの孤独を雪ちゃんが手話を教えながらコミュニケーションを取ることで癒やしたと思われます。代わりにまどかちゃんは雪ちゃんを聴者の世界で自立する手助けをしました。

   ストーリーの中心の恋愛では、逸臣さんは雪ちゃんとの出会いを世界がひっくり返ったようだと話していて、音声言葉を使わない雪ちゃんから伝わる綺麗なオーラや表現力、内面世界の豊かさに惹かれて行きます。(雪ちゃんの内言語、日本語力の高さは、本人の読書などの努力、親の教育、広い世界への憬れがあるように思います)
   雪ちゃんの逸臣に対する興味は、聴覚障害の方に慣れていない人では緊張したり距離を取られてしまうことが多い中、言葉の壁を軽々と超えてコミュニケーションをとってくる身軽さや優しさ、沢山の世界を見てきたことへの憬れでした。

   耳が聞こえても、聞こえなくても、それぞれの登場人物に背景や思いがあって、分からなくっても分かり合えるように向き合うことで、自分の成長や人との感情の交流が生まれる、そして人との絆を築いていける、そんなメッセージを感じとれました。

   アニメのその後が気になる方へ。原作者のツイートでは、アニメは序章まで、その後のストーリーは核心へと進んで行きます。アニメは6巻の始めまで。現在10巻まで、未完結。アニメでは、カットされたシーンがところどころあります。アニメの方は、シンプルに、その代わり最高な完成度で仕上げてくれた印象です。