【チ。 ―地球の運動について―】第22話解説・感想。ノヴァクの全てがひっくり返る絶望・原作勢も衝撃を受ける大伏線ミスリード回収が神だった【本当の主人公】【魚豊さん鬼才】【君らは歴史の登場人物じゃない】

第7集・第二十二話。物語の全てがひっくり返る「ノヴァク回」。シュミットの最期が深すぎる恐怖と信念がやばい。

原作読んでて、震えた神回。

地動説を証明するために自らの信念と命を懸けた者たちの物語を描いた『チ。 ―地球の運動について―』TVアニメがNHK総合テレビにて2024年10月5日(土)午後11時45分から放送スタート!初回は1話、2話連続放送予定!
Netflixでの世界配信、ABEMAでの無料配信も決定!
本PVでは、OP 曲・主題歌サカナクション「怪獣」、ED 曲ヨルシカ「アポリア」の楽曲一部を初披露!

【原作】
魚豊「チ。 ―地球の運動について―」
(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
【キャスト】
ラファウ:坂本真綾 
ノヴァク:津田健次郎
フベルト:速水奨
オクジー:小西克幸
バデーニ:中村悠一
ヨレンタ:仁見紗綾
【スタッフ】
監督:清水健一
シリーズ構成:入江信吾
キャラクターデザイン:筱雅律
音楽:牛尾憲輔
音響監督:小泉紀介

オープニング曲・主題歌:サカナクション「怪獣」
エンディング曲:ヨルシカ「アポリア」
アニメーション制作:マッドハウス

【公式HP】
anime-chi.jp
【公式X】
@chikyu_chi

©魚豊/小学館/チ。 ―地球の運動について—製作委員会

27 Comments

  1. 地動説を唱える星見への弾圧は、先代司教の独断と偏見と私怨で行われたものだった…絶句。
    よく考えるとP国と法王庁(南フランスのアヴィニョンからローマに引っ越し済)の距離は、1700km以上離れています。
    鎌倉と博多より遠い。
    元寇の時、鎌倉幕府は九州武士団に指揮権を委ねざるをえませんでした。
    手紙のやりとりに一カ月以上かかるもの。
    光通信のない時代、ある程度は各教区の司教の自主性に任せないと、ヨーロッパ全土の信徒を、まとめるなんて無理です。

    教会全体の総意と信じて、地動説を研究する星見を処して来たノヴァクさんにとって、真実は残酷ですね。
    娘のように学問が大好きな少年。
    娘の才能を認め、同じ道を歩んだ青年2人。
    最期は焼いて、煉獄に送ってしまったのだから。

  2. 本当に衝撃の回でした🌏
    こんなに最初から惹きつけられるアニメはなかなかないです!✨

  3. 本が出版されれば
    ノヴァクは歴史の登場人物じゃなかったが、ヨレンタは本の著者として歴史に名を残す

  4. 5:5って言ったのは、異端を広めることではなく金儲けが主目的であるという印象つけるための駆け引きじゃないかな。特にアントニ相手だと金目的な人って思われたほうが信用してもらえるでしょうし。

  5. 今話がここまでの壮大な伏線回収だった。ノヴァクへの淡々な説法を聞いてて、ノヴァクと一緒に天地がひっくり返った気分。

  6. 原作読破しているので、ノヴァクが打ちのめされるシーンは握り拳で思考停止の奴(ノヴァク)は堕ちるところまで落とせ位だった。
    でも映像で観るとノヴァクの救いがないのが苦しいと思えた。

    全てわかっていた筈なのに。
    シュミットさんの正義が、声優の日野さんの声のせいで煉獄(鬼滅)さんと大地(ハイキュー)のキャラが一気にリンクしてしまった。
    声だけで震える正義感、正しい者へのアシスト。
    日野さんの演技でシュミットのかっこよさが沢山の犠牲者(今まで処刑された人)の想いがズシンとくる声だった。
    私の中で映像化で日野さんの声がシュミットで良かったと、余韻が凄い。

  7. アニメ放送当初、海外勢特にポーランドの人から地動説の弾圧の記録は無いと批判する声もあったよね〜
    でも、衝撃のラファウの決意と、物語の衝撃的な展開で、そんな批判的な声も「フェクションとしてのスパイス」として、観る者を黙らせた。
    そして、脈々と受継がれる信念すらも、小さな地域での個人的な主観から敵視されて、散っていった。
    そして、最初からの伏線がここで一気に回収。
    社会の中でも、最小単位からすると、それこそ「他所は他所。家は家。」と家族での常識が他所では非常識だったり、会社単位でなら社風の違いで、価値観や常識も違う。
    ましてやそれが信仰で、最高権力者の教会の司祭様が言っている事だから間違い無いと疑いすらしない。
    自分の信念で動いた。ラファウ達と、自分で考えるのも止め、それが正しいと疑わなかった。ノヴァク。
    信仰を疑うなかれが、多くの宗教の根幹だから、こうなっても仕方ない。
    多神教な日本人だからこその発想とストーリー。
    他の国では絶対に生み出せない。
    本当にびっくりした。

  8. シュミットが騎士を斬ったあとに息切れして汗かいてるの細かくて感動した。
    恐怖ってのもあるんだろうけど、今までは神からの運命に従って殺してたのに対し、今回は自分の意思で人を殺したから精神的にかなり辛かったんじゃないだろうか。

  9. シュミットさん…悲しいけど、かっこよかったです。明日から、朝日を見て両手を広げて朝日を浴びたらシュミットさんを思い出して泣いてしまいそうです。

  10. 「ミスリード回収が神」って表現をこの作品に対して使うのって皮肉?「人は神でも何でもない、不敬だ取り消せ」っていうのを1話とかで明示してなかった?ミスリード回収とかは人じゃなくてただの表現だけど、本質的には変わらない。「これマジ神」とかいう表現は、故意かどうかに関係なく、天皇や王様より上位の存在を『単純にすごい』と同じ意味の形容詞扱いする表現になっている。一神教なら小説内のキャラクターではなくて、作者そのものという位置づけになるから、現実で言うなら世界に何が存在してもよいかの善悪の基準そのものを定め、命そのものを与える存在そのものになる。小説内のキャラクターが悪人としてつくられようと、悲劇が描かれようと、小説家を責める人はいない。小説内のキャラクターの個々の善悪のために世界は存在しない。存在及び生命またその権威の根源を小説の中のキャラクターが、「創造主を『単純にすごい』と同じ意味の形容詞扱いする俺すげえ」って、不敬以前に醜悪だと思います。(想像しにくければ「この動画ってマジで天皇」という表現を考えてみてください)

  11. アントニ司教って、今のところ最強のノヴァクに対して、娘を殺して、ノヴァクの信念までも論破する唯一の存在だよね…ノヴァクへの精神攻撃っていうか…

  12. この物語は形は違えど誰かに未来に何かを託す共通点があり、それが人の人生それぞれだからこそ面白いし、それを生み出した魚豊先生は素晴らしいと思っている。今回も良い話を見させてもらった。

  13. 主人公がある意味ラスボスを買収して手を組むアニメを見たことがなかったんで自分はむしろその事が衝撃。このまま本を発行できれば主人公側のハピエン?と思う半面アントニをボロ儲けさせるのは複雑。物語の最後にこれまで主人公達が命を奪われたことのカタルシスが来るのかと思ってたけど……。あと3話一体どうなるのか

  14. アントニ(血)がああも簡単に説得されちゃうのびっくりした
    シュミット達の死の直後にこんなんで片付いちゃうのかい

  15. アントニ司教、相変わらず金に汚くゲスいですな。一見柔軟にも見えるけど、金のためなら白も黒になる。教会も親の名誉も、ついて来た部下も、信じている信徒も平気で裏切る。
    現代にも通ずるゲスさですな。

    反対に小狡いアントニに裏切られ、正論攻めでボコボコにされているノヴァクさんが可哀想だった。
    歴史的な価値観の転換期についていけずとり残された人みたいで。(日本にも戦後たくさんそんな人いたはず。)

    しかし、アントニ、ノヴァクの執念を舐めすぎ。
    どれだけ価値観がひっくり帰ろうと、これまでその人が生きてきた経緯や歴史まで否定するのは…。

  16. 苦しい…苦しいよ…だけどこの解説を待ってた…ただただどうしようもなく苦しいわ😭😭😭😭😭

  17. ずっとシュミットのセリフがから滑りしてて自分の言葉じゃなくて中二病みたいなふわふわした言葉しか喋らないなと思ってたけど、神に逆らってから自分の意志を伴った言葉になってて熱い。

  18. ちょっとズレた感想だけど、朝日を崇拝するシュミットと朝日に照らされて逝く煉獄さんの最期が重なって「またしても責務全うしてくれてありがとう😭✨」ってなった。

    あと、淡々と己の無知を突き付けられ信じていたもの守りたかったものを全否定されてうろたえるノヴァクに感情移入してしまい、何とも言えない気持ちになった😢

    ひと晩経って解説も聞いたけど、未だに気持ちの整理が付いてない。辛い…

  19. しかしここまで積み重ねてきた物語の核心部において、その舞台に立っているのが天文学者ではなくて商人と機会主義者、そして異端審問官だったというね。

  20. 人生を懸けて1つの信念の基にやってきたことを否定され、愛娘を含んだ罪のない人々を意味もなく処刑してきたことを一瞬で崩されるってのはアニメだと原作で読んだ時より何倍もえげつない展開だった…

  21. 「衝撃的な回」だったんですね、地味なつなぎ回だと思ってしまいましたw。
    毎週楽しみに見てたのですが、全然わからなかった、ノヴァクが衝撃を受けていて
    それはわかりましたが、そこまで意味がある回だとは気づけなかった。

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