G-Master Velox Mini B860 Intel Editionをレビュー
サイコムのBTOパソコンは選べるPCパーツの種類が多く、トコトンこだわって自分好みの1台を購入できる。PCパーツに詳しい人にとってはうれしいことだが、そもそも選び方がわからないという人にはハードルが高いという一面もある。そういった人でも安心して購入できるBTOパソコンが「G-Master Velox」シリーズだ。
厳選PCパーツとシンプルなカスタマイズ性で、標準構成でも最新ゲームが楽しめるシリーズになっている。最新モデルの「G-Master Velox Mini B860 Intel Edition」は、総容量19Lの超コンパクトPCで、天面にはハンドルを搭載。場所を選ばず設置でき、比較的安価なのでゲーミングPCの入門機に向いている1台と言えるだろう。
試用機の構成はCPUに「Core Ultra 5 225F」、ビデオカードのGPUには「Arc B580」を採用。前回の外観レビューに引き続き、本稿ではこの仕様機でどのくらいの性能になるのか、定番のベンチマークソフトを使ってチェックする。
サイコムのコンパクトゲーミングPC「G-Master Velox Mini B860 Intel Edition」。標準構成の直販価格は22万5900円~(配送料込み)
標準構成の主なスペック
試用機の主なスペック
CPU
インテル「Core Ultra 5 225F」(10コア/10スレッド、最大4.9GHz)
CPU
クーラー
DeepCool「AK400」(空冷、120mmファン、サイドフロー)
マザー
ボード
ASRock「B860I WiFi」(インテルB860、Mini-ITX)
メモリー
16GB(8GB×2)、DDR5-5600<メジャーチップ・JEDEC準拠品>
ストレージ
Crucial「P3 Plus CT1000P3PSSD8」(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
ビデオ
カード
MSI「GeForce RTX 4060 VENTUS 2X BLACK 8G OC」(GeForce RTX 4060、8GB GDDR6)
ASRock「Arc B580 Challenger 12GB OC」(Arc B580、12GB GDDR6)
電源
ユニット
CWT「CSN650M-G」(650W、80 PLUS GOLD、SFX)
PCケース
DeepCool「CH160 White」
(Mini-ITX)
DeepCool「CH160 Black」
(Mini-ITX)
PCケース
ファン
Noctua「NF-F12 PWM」(120mm)
PCケース
オプション
なし
ARGB発光システム
(LEDストリップ1本)
OS
Microsoft「Windows 11 Home 64bit」
直販価格
22万5900円~
21万6180円
ミドルクラスの構成ながらCPUもGPUも空冷で余裕
まずはPC性能の前に、小型PCで気になる冷却性能から。Core Ultra 5 225FはGPU機能がない、6つのPコアと4つのEコアを備える10コア/10スレッドのCPU。標準の電力制限はプロセッサーのベースパワー(PL1)が65W、最大ターボパワー(PL2)が121Wになる。
CPUは最新のCore Ultra 5 225Fを搭載
もちろん、最終的な電力制限設定はPCメーカーに任されている。しかし、G-Master Velox Mini B860 Intel Editionは小型PCということもあってか、標準の65W/121Wのままとなっていた。
実際に各種ベンチマークソフトを動かしてみたが、CPUの最大温度は66度までしか上昇せず、かなり余裕がある状態だった。インテル製CPUは従来世代のイメージで高発熱と思っている人もいるかもしれないが、Core Ultra 200Sシリーズなら心配無用だ。
モニタリングツール「HWiNFO64 Pro」でCPUとGPUの状態をチェック
また、GPU温度もゲームベンチマーク中でも最大74度と、ビデオカードの冷却にもかなり余裕がある。コンパクトボディー&空冷クーラーという構成だが、冷却不足で本来の性能が発揮できないということはない。
CPUクーラーにはサイドフロータイプのDeepCool「AK400」を採用。120mmファン1基の構成だが、Core Ultra 5 225Fなら十分冷やせる
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