自動生成やパーマデス(一度死ぬとすべてを失う)など、さまざまな要素が絡み合い、何度遊んでも楽しむことのできるゲームジャンル「ローグライク/ローグライト」。今週の「げむすぱローグライク/ローグライト部」第21回では、Ouadi Huardが開発、Gamersky Gamesがパブリッシャーを手がけるローグライトアクション『Rogue: Genesia』をご紹介します。
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『Rogue: Genesia』とは
Steamには数多くの「ローグライトアクション」ゲームが存在します。今回紹介する『Rogue: Genesia』も、そんな「ローグライトアクション」の1作です。
本作の基本はローグライトアクションの1つの基本形である『Vampire Survivors』を踏襲しており、所持している武器で敵を倒して、ドロップした経験値アイテムを集めてレベルアップし、武器やキャラクターの性能の向上をいくつかの選択肢から選択してキャラクタービルドを進めていきます。
本作が踏襲しているのは『Vampire Survivors』だけではありません。本作のメインモードとなる「ローグライクモード」では、『Slay the Spire』に似たステージ進行(通常敵戦闘、エリート戦闘、ランダムイベントなど)が実装されています。プレイヤーは次に進むエリアを選択し、敵戦闘ステージならば一定の敵を倒す・一定時間生き残るなどのミッションを成功させればエリアクリアです。
エリアをクリアすると、特殊な効果を持つアーティファクトや経験値、そしてスキルや武器などのカードを獲得できます。こうしてキャラクターを強化しながら、ステージ最奥で待つボスの撃破を目指します。
ただ既存のローグライトを模倣しただけではない。圧倒的な練り込みとボリュームが光る一作
ここまでの紹介を読んで、『Slay the Spire』のステージ選択と『Vampire Survivors』的なローグライトアクションを組み合わせたタイトルは割とありふれてるのでは?と思ったローグライト愛好家の皆様も少なくないかもしれません。筆者もそう思いますし、ある程度ローグライトを遊んでいる人なら思いつく、安易な組み合わせだとも思います。
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