重税と身分の格差に苦しみながら命を賭けて祖国を防衛するディストピア世界を、美少女キャラクターとシンプル操作が特徴の横スクロールシューティングに詰め込んだ第1作目「溶鉄のマルフーシャ」の続編「救国のスネジンカ」が2024年8月にPC(Steam)で、2025年2月にNintendo Switch・PlayStation 5・Xbox Series X|Sでリリースされました。前作の荒削りなところを解消して完成度を高めたことで、Steamユーザーの96%(記事作成時点)から好評を寄せられている本作が気になったので、特に前作との違いに注目しながらプレイしてみました。

救国のスネジンカ | Game | PLAYISM公式サイト
https://playism.com/game/snezhinka/

「救国のスネジンカ」を起動すると以下のような画面になります。このゲームはコントローラー操作でも遊べますが、今回はキーボードとマウスを選択。さっそく「メインモード」をクリックしてゲームを開始します。


オープニングムービーでは、主人公のスネジンカが、民間軍事会社の新入社員となって戦争に身を投じることになった経緯が語られます。


ゲームが始まると、画面右から敵が来るので、これを銃で撃って撃破するのがこのゲームの目的です。基本的な操作は、「A」キーと「D」キーによる左右移動と、マウスカーソルで照準を合わせて「左クリック」での射撃のみ。弾倉の弾を撃ちきると自動的にリロードしてくれますが、「R」キーで任意のタイミングでのリロードも可能です。


また、「右クリック」により銃を構えることが可能。これは前作にはなかったアクションで、構えると集弾性が向上して弾丸が当てやすくなる代わりに、主人公の左右移動が遅くなります。


複数の弾丸がバラバラに発射されるのが特徴のショットガンを構えずに撃った場合(上)と、構えて撃った場合(下)を見比べると、弾の散らばり具合が大きく違うのがわかります。この新要素により、雑魚の群れにはあえて構えずに撃って一網打尽にしたり、強力な敵に火力を集中させたりできる奥深さが生まれました。


ステージのすべての敵を倒すと戦闘が終了し、さまざまな税金や経費が差し引かれて見るも無残な金額になった給料が支払われます。


給料を受け取ったら、そのお金で3つランダムに並んだ「強化カード」から1つ選んで購入して、キャラクターを強化したり、武器を購入したりします。


そして、強化が終わったら次のステージが始まる、というのがこのゲームの基本的な流れです。


敵は体当たりや射撃で自陣営の防壁を攻撃してきます。防壁が攻撃を受けると、画面上部にある防壁のHPが減少していきます。防壁が攻撃を受けすぎると修理費が給料から差し引かれるほか、HPが0になるとゲームオーバーです。


以下のムービーを再生すると、一通りゲームをプレイしてみた様子を見ることができます。

Steamで「圧倒的に好評」なハイテンポシューティング「救国のスネジンカ」をプレイしてみた – GIGAZINE – YouTube


強化カードの中には、仲間の雇用が可能なものもあります。


1度に雇用できる仲間は1人のみですが、仲間がいることが前提のゲームバランスになっているので、見つけたら積極的に選択したいところ。また、仲間は後述のストーリーにも影響してきます。


ガジェットという便利なアイテムもあります。ガジェットは、使い切りの消耗品(緑ガジェット)と、クールタイムがありますが繰り返し使える強力な武器(青ガジェット)の2種類です。


ガジェットの使用は「スペースキー」で、2種類のガジェットを持っている時にスペースキーを押すと、「緑ガジェット→青ガジェット」の順で使用します。例えば、独自のHPを持っていて地上の敵の攻撃を一定時間防いでくれる緑ガジェットを使用してみるとこんな感じ。


青ガジェットは1度使うとしばらく使えませんが、強力なので使いどころを見極めてうまく活用したいところ。


一定ステージまで防壁を守ると、トゥルーエンドに行けるルートと、ノーマルエンドに行けるルートを選択できます。仲間がストーリーの展開に関係してくるのはノーマルエンドの方です。前作では、戦績に応じて自動的にルートが決まるので、好きなエンディングを見たい場合は途中でわざと手を抜いたりする必要がありましたが、今作では任意に選べるのでよりストレスフリーに遊べるようになりました。


ルート次第では強力な主砲を装備した戦車に随伴したり、今まで敵だった機械兵と共闘したりと、前作より多彩な展開を楽しめます。また、全部で100ステージありますが、1ステージあたり数秒から数十秒で、ワンプレイ当たり1時間未満で遊べるハイテンポさも本作の魅力のひとつ。


武器の種類は前作より増えているほか、数少ない前作の惜しいポイントだった武器のバランスの悪さも改善されており、あまりに強すぎる武器や、逆に弱すぎて使えない武器はなくなっています。


魅力的な仲間キャラクターや、ディストピア感全開のストーリーなど、このシリーズならではの魅力も健在なので、前作「溶鉄のマルフーシャ」が楽しめた人なら間違いなく気に入るゲームになっています。


前作と今作のストーリーはつながっており、前作を知っているとより深く物語が楽しめますが、「前作をやっていないと話が分からない」ということはないので、シリーズ未プレイの人はまず今作から遊んでみるのもオススメです。


「救国のスネジンカ」はPC(Steam)および各種ゲーム機(Nintendo Switch・PlayStation 5・Xbox Series X|S)でリリースされていて、価格はPC版が税込790円、コンソール版が税込1180円です。

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