株式会社SCRAPおよびファーレンハイト213(213℉)は4月13日、『プレイ禁止』を発表した。同作はPC(Steam)向けに、2026年発売予定。発表にあわせて、Steamのストアページが公開されている。

『プレイ禁止』は、2000年代にインターネット上でプレイ禁止とされていたというブラウザゲームを発掘、復元、販売したという“絶対に遊んではいけない”ホラーゲーム作品である。プレスリリースによると、あるブラウザゲームが2000年代のインターネット上で「プレイ禁止」と噂されていた。なぜプレイしてはいけないと言われているのかは不明。当時のスレッドでは、クリア者は現れなかったようだ。また都市伝説的なブラウザゲーム『ゲエむ』は、その後まもなく閉鎖になってしまったという。

今回はそんな『ゲエむ』のデータを発掘し、復元して販売されるそうだ。『ゲエむ』については、数枚のスクリーンショットや動画が公開されている。動画内には、2000年代にあったような個人サイト風の画面や大量のポップアップウィンドウ、顔がズレる美少女ゲーム風の画面、顔部分に加工の施されたモノクロの写真など、いずれも不気味な画像が確認できる。またプレスリリースによると、操作方法は指で、プレイ時間は不明。ゲームシステムなどについては明かされていない。なおSCRAPは、『ゲエむ』の制作に一切関与しておらず、プレイした場合に起きるいかる事象に対して責任を負わないとしている。取り扱いには、十分に注意してほしいそうだ。

また今回のデータは、SCRAP社員のA氏が発掘したとされている。同氏は、学生時代インターネットの上に落ちているさまざまなコンテンツで遊んでいた人物だ。『ゲエむ』について、同氏は当時の記憶の中でこびりついて離れないと語る。

復刻にあたっては、現在遊べなくなったゲームの情報をインターネット上から収集するところからスタートし、今回なんとか復元できたとのこと。販売にあたっては、このような形で世に出せるとは思っておらず、今は大変うれしく思っているという。なぜ『ゲエむは都市伝説になっていたのだろうか。「プレイ禁止」と噂されていた理由が、なにか隠されているのかもしれない。

本作『プレイ禁止』は、SCRAPが企画・販売を担当している。同社は「リアル脱出ゲーム」など、体験型イベントの企画運営を中心に手がける企業。「リアル脱出ゲーム」は、全世界で累計1489万人以上を動員しているという。本作については、塩川洋介氏が代表を務めるファーレンハイト213が開発を担当している。本作は、両社によるモキュメンタリーホラーとなるのだろう。

『プレイ禁止』は、PC(Steam)向けに2026年リリース予定だ。

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