写真=OSEN DB

ワーキングマザーとして、“子育て”をテーマにした映画に出演したパク・ハソン。彼女は「実際に、産後うつ病を経験したことがあったので、映画に共感できた」と明かした。

映画「第1子」のマスコミ試写会が10月27日、ソウル龍山(ヨンサン)区CGV龍山アイパークモール店にて行われた。映画の上映後に行われた懇談会には、女優のパク・ハソン、オ・ドンミン、コン・ソンハ、オ・ミネ、ホ・ジョンジェ監督が出席した。

昨年、全州(チョンジュ)国際映画祭の韓国コンペティション部門に選出された映画「第1子」は、育児休職後に復職した女性が、職場や家庭で経験する無数のジレンマを通じて、頼ることも独り立ちすることもできない世の中に直面した、現代の女性の物語を描いている。

主人公のジョンア役を務めたパク・ハソンは、ドラマ「ミョヌラギ2」(2022)、「パンドラの世界~産後ケアセンター~」(2020)などで、既婚女性の現実と人生を描いた様々なキャラクターを披露してきた。

同日、パク・ハソンは「第1子」を「ミョヌラギ」と「パンドラの世界~産後ケアセンター~」よりも前に撮影した作品であると明かし、「この映画は3年前に撮影した。その後、同じような役を務めたので、重なる部分もあったと思う。監督が私に母親役を初めて任せてくださったので、どうして私に母役を任せようとしたのか気になった。勇気を出して挑戦した作品だ」と話した。

2017年に俳優のリュ・スヨンと結婚して、現在一人娘を育てているパク・ハソンは、「私も共感せざるを得ない話だ」とし、「私にも“第1子”がいるし、子供を育てた経験があるからだ」と伝えた。ワーキングマザーとして「産後育児をしながら、少しだがうつ病も経験したし、育児の問題について考える機会が多かった」と話したパク・ハソンは「しなければならない話だったので、スルーすることができなかった」と出演のきっかけを語った。

「映画の多くの部分に共感できた」という彼女は、「最近は(夫婦が)共同で育児をするけれど、母がもっと気を使わなければならない部分がある。未だに母、女性にかけられる負担があるので、そういう部分に共感できた」と話した。

「実際に育児はどうしているのか」という質問にパク・ハソンは、「最近は幼稚園に通わせている。他の時間は自由ではない。夕方は夫婦のどちらも外出できないと思っていい。幸いにも、両家の両親たちに育児を手伝ってもらっている。30分以内に駆けつけてくれるくらい、よく面倒を見てくれる。隣に住んでいるパク・ソルミさんに任せたこともあるほどだ」いうエピソードを伝えた。

「第1子」は、パク・ハソンが個人的に大変だった時に撮影した作品でもある。パク・ハソンは「この映画を撮影している時、娘が具合が悪くて病院に入院していた。病院を行き来しながら撮影した作品なので、自然に演技ができた。集中治療室にいる時もあったけれど、そういう時も撮影をしに行かなければならなかったので、本当に申し訳なかった。演技と現実の区別がつかなかった」と打ち明けた。

また、2019年に弟が急性心筋梗塞で亡くなったことに言及し、「弟が亡くなって間もない状況だったので、監督も『撮影できるか?』と聞いてくれた。しかし先延ばしすることができなかったので、責任感を持って撮影に挑んだ。朝、『目が覚めなければいいのに』と思うほど大変な時期に撮影した作品だ。そういう苦しさが映画に自然に表れたようだ」と話した。

「第1子」は、韓国で11月10日に公開される。

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