映画『同じ下着を着るふたりの女』キム・セイン監督から日本の映画ファンの皆様に向けてメッセージが届きました!

5月13日、14日にはシアター・イメージフォーラムにてキム・セイン監督と豪華ゲストによる舞台挨拶、トークイベントも開催!

●5/13(土)13:30の回上映後
登壇:キム・セイン監督
●5/13(土)16:15の回上映後
登壇:キム・セイン監督
●5/14(日)13:00の回上映後
ゲスト:キム・セイン監督、田房永子さん(漫画家)
●5/14(日)16:00の回上映後
ゲスト:キム・セイン監督、西川美和さん(映画監督)

以下の劇場にて限定公開中!

6月24日~7月21日 大阪 シネ・ヌーヴォ
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/onajishitagi.html

7月22日~ 横浜 シネマ・ジャック&ベティ
https://www.jackandbetty.net/cinema/detail/3258/

8月18日~ 高崎 シネマテークたかさき
https://takasaki-cc.jp/films_cat/soon/

釜山国際映画祭で5冠を受賞。新鋭キム・セイン監督による痛切な〈母と娘〉の物語

映画『同じ下着を着るふたりの女』 The Apartment with Two Women
監督・脚本:キム・セイン
出演:イム・ジホ、ヤン・マルボク(「イカゲーム」「# 生きている」)、ヤン・フンジュ(「夏時間」)、チョン・ボラム
(2021年 / 韓国 / 139分)

中年シングルマザーの〈母〉と20代後半の〈娘〉。相手を完全に愛することも憎むこともできず、暴力と依存の悪循環に陥ったふたりの痛切な親子関係を描き、世界の映画祭で絶賛された本作がいよいよ日本公開。母の愛を求める娘と、世間が求める良母になりきれない母。ふたりの女の葛藤に、同じ女性の視点から目を向けたのは、本作が長編デビュー作となる新鋭キム・セイン監督。鬼気迫る親子の衝突と、ままならない人間同士の悲哀。そしてふたりの複雑な感情を受け止める大胆な余白を映画に取り込み、本作は近年の韓国フェミニズムやシスターフッド映画の“次”を行く新たなリアリズムを獲得。第26回釜山国際映画祭での5部門制覇をはじめ、ベルリン映画祭や東京フィルメックスでも高い評価を集めた。

30歳を目前に控えたイジョンと母のスギョンは、ふたりで団地に同居している。若くしてシングルマザーとなったスギョンは幼い頃から娘に辛く当たり、そんな母に対してイジョンも長年積み重なった恨みを隠しきれずにいた。ある日、買い物に訪れたスーパーの駐車場で二人はいつものようにケンカになり、車から飛び出したイジョンを母スギョンが轢き飛ばしてしまう。スギョンは「車が突然発進した」と警察に説明するが、イジョンは故意の事故だと疑わず、母を相手に裁判を起こす。そんななか、イジョンは、会社に新しく入社した同僚スヒの気遣いに触れ、彼女に癒しを求めるようになる。一方、スギョンも、恋人ジョンヨルとの再婚の話が進んでいた。ようやくふたりはそれぞれの人生を歩むかに思えたが。。。

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