電車内で「妊娠は病気じゃない!!」【妊婦への冷たい言葉】と思いきや→ その言葉には続きが──!

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妊娠中は心身ともにつらいことも多いですよね。だからこそ、外出中や通勤中に見ず知らずの人から優しくしてもらえたら嬉しいものです。今回は友人が妊婦だったころ実際に体験したというエピソードを聞かせてくれました。※この記事は、過去の人気記事を再編集しています。

重いつわりで通勤がつらい

これは私が妊娠4ヶ月だったころに体験した出来事です。当時私はまだ産休前で、毎日混雑している電車で通勤していました。

運悪く私はつわりが重い体質だったので、毎日吐き気や貧血に悩まされる日々……。妊娠する前はなんとも思っていなかった電車移動も、妊娠してからは苦痛で仕方ありませんでした。

ふと聞こえてきた声に絶望

ある朝、私はいつも通り電車に乗り込みました。相変わらずつわりがひどく、「座れたらいいな……」と思っていましたが、あいにく電車内は混んでいて空いている席はありません。
優先座席も埋まってしまっていたため、仕方なく私は吐き気に耐えつつドアのそばに立っていました。

すると、どこからか「妊娠は病気じゃない」という声が。
マタニティマークをつけていると、親切にしてもらえることも多いのですが、稀に心無い言葉をかけてくる人もいるため、私は「何か言われるのかな」と身構えました。

以前も通勤中に……

実は、少し前にも電車に乗っていて高齢の女性に突然お説教をされたことがあったのです。

「最近の妊婦は甘ったれてるわよね。座ってダラダラしてないで、少しくらい立ってたほうが安産になるわよ。私たちの時代なんてお腹が大きくても関係なく家事してたし、今みたいに便利なものもなかったんだから!」

女性は3人の子どもを産み育てた経験があるらしく、つわりで辛そうな私に思うところがあったのでしょう。
でも、私はその言葉にかなりダメージを受けてしまいました。
今回もそんなことになるのかと思い、身構えていると……

声を掛けてくれたのは?

ところが、予想に反して私に駆け寄って声をかけてくれたのは、なんと通学中の女子高校生でした。

彼女は恥ずかしそうにしながらも「あっちに空いてる席があるのでどうぞ! うちのお姉ちゃんもお腹に赤ちゃんがいて……。妊娠は病気じゃないけど、譲ってもらえたらすごく助かるって言ってました!」と伝えてくれたのです。

私は予想外の出来事にびっくりしつつも、女子高校生に丁寧にお礼を伝えて、ありがたく座らせてもらうことにしました。

まとめ

人に親切にすることは、簡単なように思えて案外勇気がいるものですよね。でもこの女子高校生のように他人を気遣うことができれば、きっと救われる人もたくさんいるはずです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの

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