「出身校は?」「偏差値は?」【高学歴を自慢する新入社員】が先輩社員を怒らせてしまった結果──?

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高学歴は本人が努力した証ではありますが、それを理由に他人をバカにしていいものではありませんよね。今回は、知人から聞いた職場に入社してきた高学歴の新人のエピソードをご紹介します。新人は学歴自慢をする、トラブルメーカーだったそうで……?

高学歴の新人が入社してきた

A子の職場に、新人のB男が配属されました。
B男は部長の親友の息子で、コネ入社。部長は「高学歴の優秀な人材が来る」と部下に伝えていましたが、入社早々にその期待は裏切られてしまいました。

コネでも真面目に働いてくれたら問題ありませんが、B男は有名大卒が自慢で、学歴で人を判断する厄介なタイプだったのです。
「出身校はどこ?」「偏差値は?」と周囲に尋ねては、「あぁ、あそこね」「へぇ~」とバカにしたように笑うB男。
それだけでなく、B男は仕事を覚えている最中の新人なのに「これは高学歴の自分がやることじゃない」と言って仕事を選り好みするのです。

態度が悪いB男は、当然周囲から反感を買っていました。
部長にも不満の声が届きましたが、部長は「自分の顔を立てて我慢してくれ」と言って何もしてくれません。
社員たちは我慢を強いられて、ストレスを溜め込んでいました。

ついに先輩がブチ切れた!

日常的に小さな衝突を起こしていたB男ですが、ついに大爆発を起こしてしまいました。
ある単純作業を任されたとき、「こんな取るに足らない仕事は専門卒のC美さんがやったらどうです? 僕にはもっとやりがいのある仕事を任せてくださいよ」と、仕事を拒否したのです。

このセリフを聞いた先輩社員のC美が、ついにブチ切れ!
「そんなに優秀ならできるよね?」と言い、C美が担当していた業務をB男にさせることにしたのです。

「やりがいのある仕事」を任されたけれど

自分より学歴が低いC美をバカにしていたB男でしたが、実際に仕事にとりかかると、資料の内容を理解することもできませんでした。
周囲は困っている様子に気付いていましたが、誰も助けようとはしません。
B男はそこで反省すれば良かったのですが、なんと部長に「これはいじめだ!」と訴えたのです。

部長も「これ以上はB男をかばいきれない」と判断し、B男の父親に連絡して、自主退職を促しました。
実はB男は学歴自慢が原因でトラブルを起こし、転職を繰り返していたとのこと。
これをきっかけにA子の会社ではコネ入社が問題視され、それ以降はNGになったそうです。
仕事ができるできないに学歴は関係ありませんよね。学歴を重視するのは構いませんが、ほどほどにしてもらいたいものです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子

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