交際中のバツイチ上司はまだ妻帯者でした… SNSで発覚した「予想外の事実」【前編】

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すでに離婚していると思っていた男性と交際をしたのに、実はまだ妻と籍が入ったままだったとしたら、大きなショックを受けますよね。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、バツイチだと思って交際した男性が既婚者だった30代女性の悲劇的なエピソードをお届けします。

誰もがバツイチだと認識している上司と交際開始

絵里さん(仮名)は、34歳のときに9歳年上の上司である高橋さん(仮名)と交際をスタート。高橋さんは半年ほど前に離婚して、今は独身。社内恋愛が禁止されていない職場だったので、高橋さんから「好きだ」と告白された絵里さんは、深く考えずに交際をOKしたそうです。

「高橋さんに対しては、最初は好きという感情はありませんでしたが、告白をされてから急速に気持ちが傾いてしまって。仕事もできて結婚歴もある人だから、かっこいいなぁとは思っていましたが、私みたいな年下は幼稚に思われて相手にされないだろうな〜って諦めていた部分もあったんです。だから、彼から告白をしてもらったときには嬉しくて。社内恋愛に少し不安はありましたが、ハイスペックな彼に口説かれて有頂天になっていました」

憧れを抱いていた上司と付き合うことになり、絵里さんはこれまで以上に会社で働く時間が楽しくなったとのこと。そして年齢差も気にならず、周囲にも温かく見守ってもらいながら、楽しいお付き合いを育んでいったと振り返ります。

喧嘩もなく順調に交際が続く日々

「高橋さんはやっぱり大人で、付き合っていても喧嘩になることは全くなくて、いつも私を甘やかしてくれました。仕事だと厳しいことを言うときもある人だったけれど、プライベートではとにかく優しい男性という感じでしたね。社内のみんなも私たちの恋愛に対して友好的に見守ってくれていたので、付き合って4か月が過ぎる頃には、私は高橋さんとの結婚も考えるようになっていきました」

しかし順調な交際が続く裏で、絵里さんの恋人である高橋さんは絵里さんだけでなく、周囲に対しても大きな嘘を隠していたのです。あるときに絵里さんは、高橋さんのSNSに寄せられたコメントを見て不可解な思いを抱くことに…。

「彼の誕生日にはいろんな人が彼のSNSにお祝いのコメントを書いていたのですが、そのなかに“奥さんは元気? たまにはお互いに夫婦揃って食事でも行きましょう”って旧友っぽい人からのコメントが入っていました。最初は“もう離婚をして何年も経つはずなのに、なんでこの人は彼を既婚者だと思っているのかな? 離婚をしたのを知らないほど疎遠な人なのかな?”と思ったのですが、そのコメントがどうしても引っかかって…。モヤモヤしていても仕方ないので、本人に聞いてみることにしたんです」

高橋さんは最初は絵里さんからの問いをはぐらかそうとしていたそうですが、その様子にただならぬ雰囲気を感じた絵里さんは、その後も彼を問い詰めたのだとか。すると、彼の口から「実は離婚をしていない」と衝撃の事実を告げられたのでした…。絵里さんは目の前が真っ暗になるほどのショックを受けたと当時を振り返ります。

周囲には「離婚をした」や「バツイチだ」と言っていても、実はまだ妻と籍が抜けていない男性も稀に存在します。こういったタイプの多くは妻と別居をしているため、既婚者であることを見抜くのは困難なケースがほとんどでしょう。絵里さんのようにSNSなど些細なことでも不可解に感じることがあれば、目を瞑らずに本人に確認をしたほうが賢明です。©polkadot/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock

文・並木まき

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