自分のものはお互い持ち帰って処分しよう

高齢の両親のふたり暮らし。「大丈夫、心配しないで」というけれど!?/健康以下、介護未満 親のトリセツ(1)

いつかはやって来る両親の老い。いざという時にあわてないために、どんな準備をしておけばよいのでしょうか?

月間800万アクセスの人気ブロガー・カータンさんは姉妹でご両親の介護を経験、その奮闘を描いたエピソードは多くの反響を呼んでいます。

充実した老後を送っている両親を見て、「まだまだ元気!」と思っていたら、視力を失った父はイラ立ちと混乱でパニック。やがて、父の日常生活を支えている母の様子にも異変が…。

今回は、体に不自由は出てきたものの、まだ介護が必要というレベルではない…そんな「健康以下、介護未満」だった時期のご両親とのエピソードを紹介します。高齢な親との付き合い方、今のうちに考えてみませんか?

※本記事はカータン著の書籍『健康以下、介護未満 親のトリセツ』から一部抜粋・編集しました。

いつしか実家にはモノがどんどん溜まり、探していた物が見つからないことも。そんな両親の暮らしぶりを心配したカータン姉妹は実家の片づけを始めますが、母は全力で拒否していて…。

■断捨離は母から私、娘へと受け継がれる?

要らないものを捨てまくろう!!

こんなものわざわざ持って返ってこなくてもいいのに

思い出がいっぱい 捨てられないわ

開けたら誰の写真が入っているのかしら?

捨てられないよあなたは…

「それでも、実家に溜まりに溜まった紙類は大量に捨てたんですよ!なんと紙集積所で量ったら、98キロですよ!98キロ!そのせいで、五十肩はさらに悪化。でも、あのダンボールが実家からなくなってすっきりしたから良かったわ!って、今、うちにあるんだけど(笑)」と語っているカータンさん。

親に断捨離をすすめるものの、子どもである自分のものを宝物のようにとってあったら、思い出に縛られてついつい捨てるのを躊躇してしまいそうですよね。普段から実家に帰った際は、自分の物についても少しずつ整理していく必要があるのかもしれません。

著=カータン/『健康以下、介護未満 親のトリセツ』

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