映画『ヒットマン』リチャード・リンクレイター監督×グレン・パウエル主演、“偽の殺し屋”の実話を描く

リチャード・リンクレイターが監督を務める映画『ヒットマン』が、2024年9⽉13⽇(⾦)に公開される。主演はグレン・パウエル。

実在した“偽の殺し屋”を描くクライム・コメディ

『ヒットマン』は、“偽の殺し屋”として1990年代に警察のおとり捜査に協⼒していた⼈物の実話を描くクライム・コメディ。ノワール、ロマンス、スリラー、アクション、コメディの要素を詰め込んだ、ちょっぴりセクシーでスリリングなストーリーが繰り広げられる。

物語のベースとなっている実在した人物・ゲイリー・ジョンソンは、1990年頃から偽の殺し屋として警察に協力しはじめ、70人以上を逮捕に導いたスゴ腕の潜入捜査官。2001年に「テキサス・マンスリー」誌に掲載された記事によると、テキサスで2匹の猫と暮らし、地方検事局で働きながら講師として地元のコミュニティカレッジで心理学などを教えていたという。また、映画にも登場する依頼者のモチーフとなった数々のエピソードも、実際に語られているものだ。

監督リチャード・リンクレイターと主演グレン・パウエルがタッグ

監督を務めるのは、『ビフォア・サンライズ 恋⼈までの距離』をはじめとする「ビフォア」3部作や 『スクール・オブ・ロック』、『6歳のボクが、⼤⼈になるまで。』といった作品を世に送り出してきたリチャード・リンクレイター。

主演は、『トップガン マーヴェリック』『ツイスターズ』のグレン・パウエル。ゲイリーにまつわる実話を知り、『エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの⼿の中に』でもタッグを組んだリチャード・リンクレイターに1本の電話を掛けたことから、映画『ヒットマン』の制作がスタートし、グレン・パウエルとリチャード・リンクレイターが共同脚本を手掛けることとなった。

劇中でグレン・パウエルは、多種多様なヒットマンに扮することに。⼈を殺したいと思う依頼⼈の要望に合わせる形でゲイリーがヒットマンのペルソナをかぶる、というプロセスを詳細に追求し、眉⽑や⻭並び、瞼、髪型といった顔の印象から、性格上の特徴、話し⽅、趣味・嗜好に至るまでそれぞれのヒットマンのキャラクターが作り込まれている。多彩に変化するゲイリーの“七変化”に注目だ。

映画『ヒットマン』登場人物

主人公・ゲイリー・ジョンソン…グレン・パウエル
普段は⼼理学と哲学を教える冴えない⼤学教授。⼀⽅で、地元警察に技術スタッフとして協⼒していたが、ある日おとり捜査で殺し屋役となるはずだった警官の代理を務めることに。これにより様々な姿や⼈格に変⾝する才能を発揮。おとり捜査で“偽の殺し屋”に扮し、殺しの依頼をしてくる「依頼⼈」たちを次々と逮捕へ導いていく。しかし、マディソンからの依頼でモラルに反する領域に⾜を踏み⼊れてしまうことに。

マディソン・マスターズ…アドリア・アルホナ
⽀配的な夫との⽣活に傷つき、追い詰められた⼥性。夫の殺害を依頼するが、ゲイリー扮する偽の殺し屋“ロン”に惹かれ、恋に落ちる。

ジャスパー…オースティン・アメリオ
おとり捜査で殺し屋役となるはずだったが、職務停止となってしまった警官。ゲイリーに代理をやってもらうことになり、「大事なのは、信じ込ませること。相手が望む殺し屋になれ」とアドバイスする。

映画『ヒットマン』あらすじ

ニューオーリンズで2匹の猫と静かに暮らすゲイリー・ジョンソンは、普段は大学教授だが、地元警察に協力する一面も持っており、おとり捜査で“偽の殺し屋”役を務めている。殺しの依頼人から有罪判決を勝ち取るための証拠を引き出し、次々と逮捕へ導いていく。

ところが、支配的な夫の殺害を依頼してきたマディソンに対しては、「この⾦で家を出て新しい⼈⽣を⼿に⼊れろ」と逮捕するはずのところを⾒逃してしまう。そして2⼈の関係はリスクの連鎖を引き起こしていくこととなるのだった。

【作品詳細】
映画『ヒットマン』
公開日:2024年9月13日(金)
監督:リチャード・リンクレイター
脚本:リチャード・リンクレイター、グレン・パウエル
出演:グレン・パウエル、アドリア・アルホナ 、オースティン・アメリオ、レタ 、サンジャイ・ラオ
原題:HIT MAN

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