オシャレで派手だった母が

高齢の両親のふたり暮らし。「大丈夫、心配しないで」というけれど!?/健康以下、介護未満 親のトリセツ(1)

いつかはやって来る両親の老い。いざという時にあわてないために、どんな準備をしておけばよいのでしょうか?

月間800万アクセスの人気ブロガー・カータンさんは姉妹でご両親の介護を経験、その奮闘を描いたエピソードは多くの反響を呼んでいます。

充実した老後を送っている両親を見て、「まだまだ元気!」と思っていたら、視力を失った父はイラ立ちと混乱でパニック。やがて、父の日常生活を支えている母の様子にも異変が…。

今回は、体に不自由は出てきたものの、まだ介護が必要というレベルではない…そんな「健康以下、介護未満」だった時期のご両親とのエピソードを紹介します。高齢な親との付き合い方、今のうちに考えてみませんか?

※本記事はカータン著の書籍『健康以下、介護未満 親のトリセツ』から一部抜粋・編集しました。

■情緒不安定になっていく母

親の老いってまるで玉手箱を開けたようよ

ママも大変よね きついよ

もうなにもかもいや…

どうしてゴミを出さないで溜めておくの?

あの頃の母が今の私を見たら…

母だって、こんなことさせたくてさせてるんじゃない

「真夏の生ゴミの分別にはいつもメンタルをやられた。母の目の前で分別をすると、嫌味に思われるかと思って、一旦ゴミを車に乗せ、家に持ち帰る。夜、家のガレージで、悪臭と虫と戦いながらゴミを仕分けする。そんな私を容赦なく狙う蚊。もう、血も涙もない奴ら。本当に、もうやだ、やだー!」と語っているカータンさん。

ゴミの分別は自治体によってもさまざまで複雑ですよね。高齢になってくると、ゴミ出しするのもなかなか大変そうです。

著=カータン/『健康以下、介護未満 親のトリセツ』

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