「背中がかゆい」「まあ、ただの虫刺されでしょ」→ 実は早めに対処しなければいけない病気だった!?

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皮膚にかゆみを伴う発疹ができたら、「虫刺されかな?」と思ってしまいませんか?
これは発疹を虫刺されと思い込み病院の受診が遅れて、大変な目にあってしまった筆者の知人女性から聞いたエピソードです。

またダニか、、、

ある日背中にかゆみを感じ、鏡で見てみると赤い発疹がポツポツと出ていました。
その発疹は以前ダニに嚙まれた時に良く似ています。
きっとこれもダニに刺されたのだと思い、私は家にあった虫刺されの薬を塗り様子を見ることにしました。

痛くなってきたぞ

発疹が少しジュクジュクしていたのは、掻きこわしてしまったせいだと思っていました。
発疹が出てから約10日後。
かゆみは治まりジュクジュクとした所はかさぶたになってきたのですが、ピリピリと痛み出したのです。
この時になって「虫刺されじゃなかったのかも」と思い皮膚科を受診しました。

思いもよらなかった診断名

皮膚科で告げられた診断名は「帯状疱疹」
これは水ぼうそうと同じウイルスで起こる病気とのこと。

そもそも、水ぼうそうにかかったことがある人の体内には、症状を出さずに水ぼうそうのウイルスが潜んでいるんだそうです。お医者さんいわく、疲労やストレスによって免疫力が低下するとウイルスが活動を始め、帯状疱疹になってしまうとのことでした。

私はダニだろうという思い込みと、水ぶくれを搔きこわして分からなくなってしまったために、「帯状疱疹」という病名ははまったく頭に浮かびませんでした。

早めの受診を

発疹が出てから早めに抗ウイルス剤を飲まないと「帯状疱疹神経痛」という強い痛みを伴う後遺症が残ることがあるそうです。

私は発疹が出てから皮膚科を受診するまでに時間が経ってしまっていたので、後遺症が残ってしまいました。

幸い1カ月ほどで痛みは消えましたが、中にはもっと長く後遺症が残る人もいるそうです。

水ぶくれを伴う発疹が出た時は「帯状疱疹」の可能性も考えて、自己判断せずに早めに病院を受診することをお勧めします。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。
ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。

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