水と緑の絶景に感動。1日1組限定【星のや軽井沢】特別なひと時を味わうアフタヌーンティー

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絶景を楽しむアフタヌーンティーは、大半が都会の高層ホテルが舞台。美しい自然に囲まれた唯一無二のアフタヌーンティーが【星のや軽井沢】で2024年6月1日からはじまった「棚田アフタヌーンティー」です。しかも棚田を一望できる夢のような特等席。宿泊者のみ、1日1組限定の特別な機会です。
自然の美を満喫する「棚田アフタヌーンティー」
谷の集落に滞在する。そんなテーマをコンセプトにする宿泊施設【星のや軽井沢】。集落内には川が流れ、池が広がり、野生の鴨が暮らしていたりと、自然に包まれたひと時を過ごせます。2024年6月1日には “棚田ラウンジ” が誕生。ここで水と緑が織りなす自然の美に向き合いながら、「棚田アフタヌーンティー」をいただきました。

▲日本の原風景を思わせる棚田が目の前に広がります

自然の高低差を利用して作られた棚田。水音が辺りを満たし、木々の間を移ろう風がサワサワと葉を鳴らします。自然の音をBGMにする贅沢な時間です。

▲自然豊かな棚田の四季を楽しめる特等席 “棚田ラウンジ”

屋外テラス “棚田ラウンジ” からは、目の前に広がる棚田風景を一望。星のや軽井沢の宿泊客が1日1組限定で楽しめるスペシャル感たっぷりのアフタヌーンティーです。

▲“棚田の四季” とともにいただくアフタヌーンティー

四季折々の食材を盛り込んだ三段のお重には、和心を加えたスイーツが並びます。大山桜の樹皮で作られた「樺細工」のお重は、棚田の風景がモチーフ。風合いや色味が異なる天然の樹皮は、質感と美しさが魅力です。

▲乾杯酒はこのアフタヌーンティー限定醸造のロゼシードル

「プレミアムシードル POMME ROSE(ポム・ロゼ)」は、長野県飯綱町の廃校を利用した「林檎学校醸造所」と協力して、棚田アフタヌーンティーのために醸造された限定酒。果肉の赤い3種類のりんご、信州産の炎舞(えんぶ)と新しい品種 IHR17、英国生まれのメイポールをブレンド。瓶内二次発酵で仕上げた甘酸っぱい味わいと、鮮やかな色合いが緑を背景に際立ちます。
|信州らしい食材が使われたスイーツたち
パティシエが作るスイーツには敷地内に咲く草花が飾られ、季節に合わせて表情が変わる自然の姿を象徴。お重の内側には「曲木細工(まげきざいく)」がほどこされ、曲線で構成された棚田や水の流れを表わします。

▲3段重のスイーツは棚田や水の流れを表現

一の重は左からフルーツの甘酸っぱさが爽やかな「サワーチェリーの琥珀糖」。エディブルフラワーが飾られた「最中」は、軽井沢周辺でも栽培されるルバーブのジャムでクリームを作り、最中の中に忍ばせます。さらに軽井沢近隣でも採れる花豆を使った練り切りも、甘さ控えめで食べやすく、季節に合わせて花の形を変えるこだわりです。

▲一の重は「サワーチェリーの琥珀糖」、「ルバーブの最中」、「花豆の練り切り」

3種類のマカロンは、どれも信州の味。緑色は信州らしい山葵を使ったクリームをサンドして、茶色はもちろん信州味噌。そして赤は、善光寺の門前に本店がある日本三大七味のひとつ「八幡屋礒五郎」の七味を使ったクリーム。甘さの中にそれぞれの風味が楽しめる創造性豊かなマカロンです。

▲ニの重は清流を流されていくようなマカロン三種

三の重は、まさに棚田のように並ぶお重です。上の段からカステラに海老芋を挟んだ「海老芋タルト」、「そば粉のガトーショコラ」、「黒文字カステラ」が並び、曲木細工の上に置かれたクッキーは、バターの風味が広がる「黒文字クッキー」と「熊笹クッキー」の2種類。精油や薬用にも使われる樹木 “黒文字” を使ったお菓子は、山椒に似た爽やかな香りに癒されます。

▲三の重は「海老芋タルト」、「そば粉のガトーショコラ」、「黒文字カステラ」、クッキーなど
ランチとしてもいただけるお食事重
みっしりとお重に詰まったセイボリーは、折詰のようにも見える純日本風の見栄え。真っ赤な鹿肉や緑の野菜、カラフルなお寿司やフルーツなど、食材そのものが鮮やかな彩りを加えます。一般的なアフタヌーンティーはスイーツが圧倒的に多いのですが、これは押し寿司や鯉カツサンドなどボリュームがあり、甘いものが苦手な方でも十分満喫。ランチとしてもおすすめです。

▲二人分の食材が詰まっています

草花を添えたガラスの取り皿には、トマトポン酢と長野県を代表するお漬物 “野沢菜” と豆腐のタルタルソースが添えられます。タルタルソースは、鯉カツサンドや鹿肉につけていただくのがおすすめ。トマトポン酢も鹿肉のほかサラダにかけていただきます。

▲ガラスの取り皿には、トマトポン酢と野沢菜のタルタルが置かれます

色の濃い熊笹に包まれたちまきには、抹茶のわらび餅が入っていました。その奥の丸い器には、吟醸の酒粕を使った鹿レバーのパテが入り、コクのある味わいはそのままお酒のお供にしたり、カツサンドにつけたりと、アレンジしながらいただきます。

▲「熊笹のちまき」と「鹿レバーパテ」

食事のお重も美しく、食べ応え十分。「花寿司」はお花が咲いているかのような華やかさで、シャリ具に大葉やガリなどを忍ばせてアクセントにしつつ、白身魚の素材の美味しさと調和する優しい酸味が絶妙です。濃い赤身の鹿肉は、さらに柔らかくするため “きのこ麹” に3日ほど漬け込んで炭火で焼き上げています。

▲お食事重は「花寿司」、「鹿肉のきのこ糀炭火焼」、「鯉カツサンド」

佐久市を中心に信州の郷土料理として親しまれている鯉料理。棚田アフタヌーンティーには、気軽につまんで食べられる「鯉カツサンド」が加わります。熟成した鯉は柔らかく、旨味を増した逸品。辛子マヨネーズで軽く味がついていますが、さらに野沢菜タルタルをつけてみても美味しいです。

▲信州の郷土の味、鯉を使った「鯉カツサンド」

サラダはマイクロハーブなど旬の野菜が盛り付けられ、野菜本来の風味はもちろん、優しい苦みや辛味などもダイレクトに感じられて刺激的。フルーツは季節によって変わり、この日はメロンやスイカ、葡萄などがカラフルに並びます。そして3食のフルーツトマトは、ほんのり甘ずっぱい蜜漬けになっていました。

▲美しく盛りつけられた「マイクロハーブのサラダ」と「季節の果物」、「トマトの蜜煮」

ドリンクはフリーフローで、ノンアルコールは、大山桜の樹皮を使用したブレンドティーの「桜樺茶」や紅茶、ハーブティー、水出し緑茶、季節のモクテルなど和を感じるラインアップ。アルコールは本日のシャンパーニュと、佐久市にある橘倉酒造の発泡性純米酒「たまゆら」の2種類を用意します。

▲水出し緑茶の美しい緑色にも癒されました

水と緑が驚くほど美しい景観に身を置きながら、アウトドアで楽しむ「棚田アフタヌーンティー」。信州の伝統の味を満喫しながら、軽井沢の自然と一体になる【星のや軽井沢】でのひと時です。宿泊者のための1日1組限定の貴重な体験を、一生残る想い出にしてみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 予約・問:星のや軽井沢 https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyakaruizawa/>

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