■これまでのあらすじ
豪汰は仕事を終え家に帰る途中で、学生時代の家庭教師のアルバイトで教え子だった亜美と14年ぶりに再開し、そのまま2人きりで飲みに行ってしまう。家族が寝静まった頃に帰宅した豪汰は、景子からの置き手紙を見てようやくその日が10年目の結婚記念日だったことに気がついたが「どおりで抱く気も失せるわけだ…」と悪びれる様子もなく本音をつぶやいた。ある日、景子は豪汰と共通の友人・美咲に豪汰の裏切りについて打ち明ける。その後、亜美と体の関係を持つようになっていた豪汰は、亜美の父親もかつては20歳も年下の女とホテルに行っていたと聞かされておどろく。そして豪汰の裏切りに対して冷静に考えている景子は、豪汰を友人達との食事に誘い出すのだった。

■土日の出張の夫

■出張のはずが…

■出張は真っ赤な嘘

スーツを着て出張に出かけたはずの豪汰でしたが、すぐにスウェット姿に着替えて亜美と合流しましたね。

出掛けに「景子もたまにはのんびりしろよ」と、ねぎらう豪汰に対して、景子は「もちろんのんびりさせてもらうわ、私も」と含みのある返し。

妻の不穏な空気にも全く気が付かず、豪汰はよっぽど亜美との裏切り旅行が楽しみなようです。

(紙屋束実)

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