5歳息子「もうどこにも行かなくていいから、、、」遠出を提案したら → 息子の切実な希望に「大反省」

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働きながら育児をしていると、子どもとの時間の取り方や関わり方に悩むことも多いですよね。中には、ついつい空回りしてしまう人もいるのではないでしょうか? 今回は子育て中の友人が、幼い息子とのあいだに起きた興味深い出来事を聞かせてくれました。

仕事と育児でバタバタな日々

私は5歳の息子を育てながらフルタイムで働いている母親です。
夫も私もかなりの激務で、平日はなかなか家族3人で過ごす時間を確保できません。

その分、たまに夫婦の休みが合ったときには、いつも寂しい思いをさせているであろう息子を少しでも楽しませてあげたいと思い、頑張って人気のテーマパークに行ったりしていました。なるべく特別な日にしてあげたいと思っていたのです。

なかなか上手くいかなくて……

しかし、私も夫も日頃の仕事と子育ての忙しさで、正直休日はヘトヘトです。せっかく家族でお出掛けしても、疲れのせいでイライラして軽い口喧嘩をしてしまうこともあります。

先日も隣の県に新しくできた水族館に行ってきたのですが、行きで渋滞に巻き込まれ、「もうちょっと早く出発したらよかったのに」「じゃあちょっとくらい準備を手伝ってくれたらよかったでしょ!」と息子の前で言い合いをしてしまいました……。

息子の返答にショック!

ある時、私が息子に「来週の日曜日はパパもママもお休みなんだけど、どこに行きたい?」と聞くと、息子がしょんぼりしながら「もうどこにも行かなくていいよ……」と言うのでびっくり!

理由を尋ねると、「遠くにお出掛けすると、パパとママの仲が悪くなるから。どこも行かなくていいから仲良くしてほしい」と言われてしまいました。

たった5歳の子どもにそんな心配をさせてしまうなんて、と夫婦で大反省する結果に。

大切なのは「行き先」じゃなかった

それ以来、無理をして毎回遠出はしないことに決めた私たち。家族でのんびり過ごす日も大切にしています。

3人で息子が好きなゲームを一緒にしたり、「晩ごはん何にしようか?」と話しながら買い物に行ったり……。たとえ行き先が近所のスーパーでも、私と夫が楽しそうにしていると息子も楽しいようです。

そんな簡単なことにも気付けなかった自分たちが情けないですが、息子が気付かせてくれて本当に良かったと思っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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