家族なのに「同じ車両に乗らないの!?」徹底的に避けられた反抗期 → ある冬の日に、転機が!

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あんなに素直だった子がなぜ? と思ってしまうほど親を無視したり攻撃的になるのが反抗期。
子どもの変化に戸惑い寂しい思いをする方も多いのではないでしょうか。
これは筆者が体験した子どもの反抗期エピソードです。

反抗期は来ないのでは?

息子はとても素直な子どもでした。
小学生のころは学校であったことを家でよく話してくれたので、他のお母さん達から羨ましがられるくらいでした。

内心「もしかしたら、このまま反抗期なんて来ないのではないか」とすら思っていたのですが、それはしっかりとやって来たのです。

しっかりやって来た反抗期

中学生になると私と会話することがなくなりました。
話しかけるとあからさまに嫌そうな顔をする息子。

暴言を吐くことはなく必要最低限の事務的な連絡はしてくれたので、反抗期としてはマシなほうだったかもしれません。

でも幼かったころの息子を思うとそのギャップを寂しく感じました。

中学校の夏休みに「親と一緒に高校見学に行く」という課題があり、2人で一緒に行くことになったときは同じ道を前後数メートル離れて歩き、電車も同じ車両に乗らない徹底ぶりでした。

中学校の3年間は息子とまともに会話した記憶がありません。

いつの間にか大人に

息子が高校2年生の冬に、私の実家のある街に大雪が降りました。
高齢者の親には太刀打ちできない大雪だったので、私が雪かきに行くことにしました。

男手が欲しかったので断られるのを覚悟で息子に「一緒に雪かきに行ってくれないか」と声をかけて
みたら、あっさり「いいよ」と承諾してくれました。

かつて数メートル離れて歩いた道を2人並んで歩き、電車では私の隣に座り実家に向かいました。

実家に着くと息子は黙々と雪かきをし、帰り道のスーパーに一緒に寄り買い物をし、何も言わずに自分から荷物を持ってくれました。

みんな通る道

雪かきの出来事のころを境に、息子は私が話しかけたときに嫌な顔をすることもなくなり、外出も一緒にするようになり、私に対して優しく接してくれるようになりました。
「反抗期は誰もがみんな通る道、それを過ぎれば大人になる」息子の振る舞いを見て感じています。

お子さんの反抗期に頭を悩ませているお母さん、
いつかそんなときもあったと懐かしい思い出になる日がきますよ。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Itnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。

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