何のためにこんなに頑張ってるんだっけ…
閉店間際のパン屋or人助け?損してばかりのお人よし会社員の決断/スパあんこうの胃袋(1)
「努力しているのにうまくいかない」「お人好しすぎて損をしてばかり」人生についてまわる理不尽なこと。大人になってもなかなかうまく立ち回れず「なんだか報われないなあ」と途方に暮れてしまうこと、ありますよね。
あきばさやかさんが描く『スパあんこうの胃袋』には、そんな心優しくもちょっとお疲れな人たちを全力で癒してくれる異世界ワールドが登場します。へとへとな人々の前だけに現れる謎の巨大あんこう。バクンッとあんこうに飲み込まれた先には、天国さながらのスパが広がっていたのです。
深海魚たちの極上のおもてなしを受けて、心を解きほぐしていく人たち。いつもは見失っていた「大切な自分」を取り戻すひとときが待っていました…。
良かったらどうぞ
ハァ〜疲れた…
さぁ召し上がれ〜!
大丈夫…お風呂の時間には夫が…
平日5日目ワンオペ終了…
…なんか下からも光が…
あとはご自由に!
…ではこちらへ
こんな服着たのいつぶりだろ…
こんなに味わって自分だけのペースでご飯食べたの…ひさしぶり…
グラスが勝手に倒れて…
コレ誰か出しました!?
…自分の時間の過ごし方を忘れるくらい 頑張ってきたんですね
私が毎日必死に頑張ってることは誰も褒めてくれない…
いつかあなたの時間は必ず戻ってきます
ん…なんかよく寝たな…
昨日は急に飲み会行ったりしてごめんね
う…うわーん
あれ…そうだっけ
※本記事はあきばさやか著の書籍『スパあんこうの胃袋』から一部抜粋・編集しました。
著=あきばさやか/『スパあんこうの胃袋』