スウィフティーズこと、圧倒的な団結力を誇るファンダムを持つテイラー・スウィフト。彼女をイジったカントリーシンガーがアカウントを閉鎖する羽目に陥った。

事件が起きたのは現地時間9月19日(木)。カントリーシンガーのザック・ブライアンがXを更新。「イーグルス>チーフス」「カニエ>テイラー・スウィフト」とツイートしテイラーよりもカニエの方がいいと表明すると、最後に「僕に賛成の人は?」と付け加えた。イェことカニエが2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワードで最優秀女性アーティストビデオ賞を受賞したテイラーに「ビヨンセが取るべきだった」と言い放ち、彼女のスピーチを妨害して以来、テイラーとカニエが宿敵なのは有名な話。ちなみにイーグルスとチーフスはNFLのチーム。今年2月のスーパーボウルで対決した。勝利したチーフスには現在テイラーと交際中のトラヴィス・ケルシーが所属している。

このツイートにもちろんスウィフティーズは激怒。ブライアンのアカウントには批判の声が殺到した。これに対してブライアンはすぐに反応、インスタグラムのストーリーで謝罪メッセージを発表した。ブライアンはテイラーの楽曲「Fortnight」のスクリーンショットと共に「念のために言っておくが僕はテイラーを攻撃するために投稿したわけではない」とコメント。「酔っ払って2人のレコードを聴き比べていたら口が滑ってしまったんだ。イェの周りにはいろいろなことがあるのは知っている。僕は純粋に音楽的な話をしたんだ」。最近のカニエがユダヤ人に対する差別発言などさまざまな問題を引き起こしていることを示唆、カニエの音楽だけを評価したと主張した。「僕はテイラーの音楽が大好きだし、僕が人間でしょっちゅう馬鹿なことをツイートしていることを知ってほしい。いつか彼女にこのことを説明できたらいいと思う」。さらに「テイラーのファンを怒らせたり、がっかりさせたりしてごめん。みんな愛してる。頑張るよ」。ブライアンはこの謝罪メッセージの中で「Twitterはいつも僕のトラブルになるし、やらない方がいいんだと思う」とも書いているが有言実行。早速Xのアカウントを閉鎖している。だからXでの発言をインスタグラムで謝罪したというわけ。ちなみにブライアンもカントリー界では大物。2022年にリリースしたアルバム『American Heartbreak』は昨年ビルボードの年間チャートのカントリー部門で3位にエントリーしている。

ブライアンはこの謝罪メッセージだけでは十分ではないと思ったよう。「正直に言ってテイラーに対して無礼で鈍感に見える。僕は彼女をミュージシャンとしてとても尊敬している。彼女が音楽のためにしてきたことに感謝していない、愛していないと思われることは一番避けたいんだ。これで終わりにするよ。みんな愛してる」。彼は「飲んだらツイートするな!」と2回繰り返してメッセージを締め括っている。

本人も認めている通りブライアンはたびたびSNSでやらかしてきた過去がある。昨年彼は捜査妨害容疑で逮捕されるという騒ぎを起こしているが、自分を逮捕した警察官を「バカで間抜け」とツイート。さらに騒ぎを大きくした挙句、謝罪している。それでも懲りずにツイートを続けていた彼にアカウントを閉鎖させるとは、さすがスウィフティーズである。

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