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無神経な発言ばかりする人は、実は自分がどんなに人を傷つける発言をしているのか気づいていないことがあります。それなのに自分が他人から無神経発言をされると、過剰に傷つくことも。今回はそんな無神経発言をするママ友に悩まされた経験のある筆者の知人、Yさんのお話です。
困ったママ友
Yさんは当時、子どもが同じ小学校に通うママ友数人と親しくしていました。
一緒にランチや買い物に行ったり、お茶をしたり、子どもを連れてテーマパークに行くこともありました。
ほとんどのママ友は性格の良い、穏やかな人ばかりでしたが、その中にひとりだけ少し困ったママ友がいたのです。
「Yさんの娘さん今日もかわいいね、服だけは!」
「〇〇さんまた旅行行くんだって? よくそんなにお金あるね、旦那さん中小企業なのに。実家がお金持ちなの?」
このように、Yさんや他のママ友に対して無神経な発言ばかりするママ友がいたのです。
無神経なママ友に反撃!
無神経発言を繰り返すママ友の名はJさん。
ママ友と話す時いつも一言余計なことを付け加えるので、他のママ友からも徐々に距離を置かれていました。
ある日YさんはJさんに「話がある」と呼び出されたのでした。
「私ね、ママ友のみんなに避けられてるみたい……悪気があって言ったわけじゃないのに、いつも嫌われるの」
いつもの無神経発言を「悪気はない」で済まそうとしているのかと思い、Yさんはうんざり。
「悪気があるかないかは言われた方にはわからないし、正直傷つくし迷惑。あ、私も悪気はないのよ!」
はっきり伝えると、Jさんはショックを受けた様子。本当に悪気がなかったのかもしれませんが、人を傷つけていい理由にはなりませんよね。自分の行いを反省したのか、それからは周りへの無神経発言は鳴りを潜めたそうです。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。