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嫁と姑の確執は、あげたらきりがありませんよね。誰でも多少は我慢をして生活を送っているのかもしれませんが、中には離婚に発展するほどの嫌がらせを受けている人もいます。筆者の友人・A子もその一人。A子に離婚を決意させた嫁イビリのエピソードをご紹介します。
過保護な姑
私は職場で出会った夫・K太と2年ほどお付き合いした後に、結婚することになりました。
お付き合いは順調だったのですが、結婚の挨拶に義実家へ行ったとき、ちょっとした違和感を覚えました。
夫は、そのとき30歳。
にもかかわらず、母親が小さな子どもに接するような態度や言葉遣いをしていたのです。
そのくせ、私に対する態度や言葉はとても冷酷。
『結婚を喜んでいる』という風には見えませんでした。
嫁イビリ
案の定、私は結婚後、姑からひどい嫁イビリに遭いました。
突然我が家に押しかけてきて、料理の品数や味付けに文句を言ったり、掃除のやり方がなっていないとあからさまにやり直しをされたりしたことも。
夫のいないところで嫁イビリはどんどん加速!
ある日、姑がいつものように文句を言いながら「あなたは他人だから。」と言ったときは、とてもショックでした。
夫に相談しても「考えすぎなんじゃない?」「おふくろはそんな人じゃないよ。」と取り合わず、私の話を信用してくれません。
助けてくれない夫にも、だんだんと失望してきました。
結婚式
私たちが結婚して2年ほど経った頃、夫の弟が結婚することが決まりました。
お相手の女性が沖縄の出身だったため、挙式は沖縄ですることに。
姑は「みんなで沖縄に行きましょう♡ 」と大盛り上がり!
「手配は私がやるわ!」と言ったため、すべてを任せていたのですが、出発する2日前になって、私のチケットは取っていないことがわかったのです。
これには夫も「え? 何で?」と言いましたが、姑に確認すると、とんでもない言葉を吐いたのです。
「だってあなたは他人でしょ? 結婚式にはKちゃんだけ出席すれば良いわ!」
夫の態度
これにはさすがに私も堪忍袋の緒が切れました。
しかし、もっと残念だったのは夫の態度です。
私のことを他人だと言いきった姑に対して、夫は何も言いませんでした。
挙句の果てには「じゃあ、俺だけ行ってくるよ。」と言い出す始末。
私はこのとき、もう一緒にはいられないと離婚を決意したのです。
離婚
その後、私は離婚に向けて準備を進めました。
離婚を考えているという素振りは微塵も見せず、準備が整った段階で夫に離婚届を突き付けたのです。
慌てた夫はすぐに姑に連絡。
姑はものすごい勢いで乗り込んできて「Kちゃんがかわいそうだとは思わないの!」と大騒ぎを始めました。
何か理由があったのかもしれませんが、結婚してから3年近く、イビリ倒されてきた姑にも、何も助けてくれない夫にもほとほと愛想が尽きていた私。
「私は他人なんだから関係ないですよね?」
と姑の言葉をそのまま返してやりました。
まとめ
私は弁護士に相談し、無事に離婚が成立しました。
今は心穏やかに生活ができています。
今後もし再婚することがあったら、義家族になる人たちとの相性も考えなければいけないと思っています。
【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。