うちのお母さんなら
中学卒業後、母のススメで二重整形。私は恵まれているの?/親に整形させられた私が母になる(1)
「あなたのためなのよ」という言葉で縛り、娘の意思も自由もすべて封じ込めてきた母。息苦しさを感じながら生きてきた娘は、いつしか心が擦り切れて…。
中学を卒業した春、母に勧められるまま整形したエリカさん。娘の意思よりも外面ばかり気にする母は、服装や髪型、進路も自分の理想に押し込め、さらに部活や友達付き合いにまで干渉するように。自分は恵まれていると思い込まされてきたエリカさんですが、次第に「私のお母さんは、なんかおかしい…?」と気づき始めます。
グラハム子さんの実体験を基に、母親の呪縛にもがく娘の葛藤を描いた『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』をお送りします。
※本記事はグラハム子著の書籍『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』から一部抜粋・編集しました。
もう出した?
ありえない
親は許してくれたの?
何度も話しあって説得したよ
…信じられない
どういう意味?
どっちの言い分もわかりますよ
何を大切にするかは人それぞれですからね
応援できますか…?
その子の人生だもの
話し合いすらしてくれないと思う
自分がどうしたいかを考えることすらしなくなった気がする
友達の親と母が違うことに気がついた
私の心に刺さって抜けない
著=グラハム子/『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』