この漫画は書籍『精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について』(著:もつお)の内容から一部を掲載しています(全19話)。
■これまでのあらすじ
みんなに認めてもらえるように頑張らなければならないと自分を追い込んでいくミモリ。その様子をおかしいと感じた母に連れられてミモリは診療内科を受診し「摂食障害」と診断されました。医師と母からダイエットをやめるように勧められても、ミモリはどうしてもやめることができませんでした。日に日に痩せていくミモリを見て、友達は陰でミモリを「変」だと言うようになったのです。脚が太いと言われたことがきっかけで始めたダイエットで細くなった脚。しかし、今度は「痩せすぎて気持ち悪い」と言われ、ミモリは自分がなぜこれほどまでに痩せたかったのか分からなくなっていきました。それでもダイエットをやめられないまま、栄養不足と貧血の状態でランニング中に倒れてしまい、その後この精神科病棟への入院が決まったのです。
半年前、極端な食事制限をして摂食障害になったミモリ。家ではまったく食事ができなかったのに、ここではあっさり完食できたことに自分でも驚いていました。
そんなミモリに、モモタという女性が話しかけてきます。彼女は「汚いものに触れられない」などの強迫性障害で入院しているのだと、明るく話してくれました。
堂々と自分について語るモモタに圧倒されるミモリでしたが、これをきっかけにほかの患者とも関わるようになっていくのでした。
『精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について』
著:もつお(KADOKAWA)
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高校2年生の加藤ミモリは、摂食障害で精神科病棟に入院。制限の多い入院生活に戸惑い、悲嘆にくれる日々。しかし、一風変わった他の入院患者たちの存在が、いつしかミモリの気持ちに変化を促していくのでした。
(ウーマンエキサイト編集部)