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義両親との関係はもちろんですが、義理の兄弟との関係にも何かと気を遣うものですよね。どう接していいか分からなくて、同席すると疲れてしまうという人もいるようです。今回は義兄との関係性に悩んだ経験を、友人が聞かせてくれました。
義実家に居座る義兄
私は2歳の娘と夫との3人暮らしです。
時々、隣町の義実家に家族で帰省するのですが、義両親はとても良い方で、適度な距離感を保って接してくれるので助かっています。
ただ一つ、義実家への帰省でいつも頭を悩ませているのが、義実家に暮らす独身の義兄の存在です。
事あるごとに嫌味ばかり
義兄は、事あるごとに私を見下したような発言をしてくるのです。
例えば、食事中に「お箸の持ち方がおかしいね。俺はきちんとマナーを守れる嫁じゃないとイヤだな」と言ったり、「専業主婦って楽でいいよね。毎日遊んで暮らせて。俺は絶対仕事もできる女じゃないと嫌だけど」と嫌味を言ってきたり……。
夫の兄ですし、仲良くしたいと思っているのに、そんな風に言われると正直とても不愉快な気持ちになります。
注意も効果なし
夫や義両親も義兄の言動には気づいていて、それとなく注意してくれるのですが、全く効果がありません。
まるで、私をからかうことが趣味であるかのように、毎回何かしら嫌味を言ってくるのです。
それでも最初は我慢していました。波風を立てたくないという思いもありましたし、気を遣ってくれている義両親にも悪いと思っていたからです。
しかし、義兄の言動はエスカレートする一方。ついに私は、一矢報いることを決意しました。
反撃を開始!
先日、いつものように義実家に帰省した時のことです。昼食後、みんなでリビングでくつろいでいると、義兄の嫌味がまた始まりました。
子どもをあやしながら床に座っていた私を見て、「何、そのだらしない座り方? 俺はもっと上品な人と結婚するわ」と、いつものように私を見下すような発言をしてきたのです。
私は笑顔でこう言い返しました。
「そうなんですね、早く見つかるといいですね! 私、義理のお姉さんと一緒に子育ての話とかしたいんです。もううちの子は2歳ですし、急いでくれないとどんどん年の差が開いちゃいますね……ご結婚はいつごろになりそうですか?」
さすがに言い返せず
私の予想外の反撃に、義兄は言葉を失い、唖然とした表情を浮かべていました。
まさか、今まで黙って耐えていた私が反撃してくるとは思ってもみなかったのでしょう。
それ以来、義兄からの嫌味は格段に減りました。まるで、私の反撃によって攻撃意欲が削がれてしまったかのようです。
以前のように私を見下すような発言をすることもなくなり、今では義実家への帰省もずっと気楽になりました。
【体験者:20代・女性主婦、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。