株式会社ブールミッシュは、食べ物アート作家・鴨志田和泉さんとのコラボレーションとして、SDGs項目10「人や国の不平等をなくそう」をテーマにデザインされたマカロン「ピースフルマカロン」の1月、2月限定デザインを全国百貨店や駅ビル専門店などで2025年1月8日より販売を順次開始している。

【写真】ピースフルマカロン【ありがとう】(ヴァニーユ)

ありがとうの気持ちを込めた「ピースフルマカロン」

「ピースフルマカロン」の狙いや誕生のきっかけなどを担当者に聞いた。

ーー今回の商品に関して、意図や狙いは?

食べ物を通じてSDGsの認知度を高め、さまざまな方へ持続可能な開発の重要性を伝えるべく、ブールミッシュの「マカロン」と食べ物アート作家・鴨志田和泉さんの「イラスト」をかけ合わせた商品プロジェクトです。

ーー今回の商品のイチオシ、目玉となるものは?

SDGs目標10の「人や国の不平等をなくそう」に着目し、デザインは多様性を理解するということから姿形は違っても共存し理解される世界を四季折々の2種類の花(椿と梅)で表しました。また、感謝の気持ちを表す言葉「ありがとう」を各国の言語でデザインに入れました。

ーー今回の商品のアイデアはどのようにして生まれた?また、その実現に向けて苦労した点は?

もともとイベント向けに販売していたマカロンですが、毎年のマンネリ化が進み売り上げも低迷気味でした。そこで、リニューアルに向けて検討していた折に、以前から縁のあった鴨志田和泉さんに相談したところ、今回のコラボレーションマカロン企画がスタートいたしました。

しかしながら、継続してイベント向けにデザインを進めるのか、方向性を変えて売り上げにつながるのか?など問題はありましたが、同時に認知も広げたい、メディア向けに事前に告知ができてなおかつ社会貢献につながるアプローチをしたい点などを「マカロン」に盛り込むのは苦悩がありました。

また、鴨志田和泉さんがアート作家として新たにSDGsに関連したアート作品を手がけていたことも乗じ、新しい発想によるSDGsテーマを盛り込んだ四季折々の美しい花のアートイラストマカロンが生まれました。

■商品概要

日本原産の花である「椿」は、古くから日本で愛されてきた。また「梅」は中国が原産地で、日本には約1500年前に遣唐使によって伝わり、今では日本の風景に欠かせない存在。

今回のデザインは、日本らしさを大切にしたいという考えから「日本語」がテーマとなっている。

1月はお正月の時期ということで和のテイストを取り入れ、2月はバレンタインがあることから和の中にハートをあしらってかわいらしさを演出。和の趣とバレンタインの愛らしさが融合したデザインだ。

【写真】ピースフルマカロン【ありがとう】(ヴァニーユ)

商品名:ピースフルマカロン【ありがとう】(ヴァニーユ)

価格:260円

説明:くちどけの良いバニラクリーム。

ピースフルマカロン【ありがとう】(フランボワーズ)

商品名:ピースフルマカロン【ありがとう】(フランボワーズ)

価格:260円

説明:ほのかな酸味と甘味の絶妙なハーモニー。

それぞれ、2個入り、3個入りのセットでも販売される。

鴨志田和泉さんによる絵本「Peaceful Macaron」

2カ月ごとに変わる四季折々のデザインマカロンの販売に加えて、SDGsの重要性を理解してもらうため、鴨志田和泉さんによる絵本「Peaceful Macaron」をSNSで配信。絵本の原画は、ブールミッシュ銀座本店に展示されている。

■鴨志田和泉さんプロフィール

鴨志田和泉さん

食べ物アート作家/画家

目で味わう「食べ物アート」やSDGsに関連したアート作品を手がける。雑誌でのイラストコラム連載や大手企業とのコラボレーション、食品メーカーのパッケージデザインなど、幅広い分野で活躍中。「アートから商品化」をテーマにした商品企画や開発にも取り組んでいる。

■ブールミッシュとは

ブールミッシュ

日本の本格的フランス菓子の草分け的存在として知られている。店主・吉田菊次郎さんがフランス・パリで研さんした伝統的なフランス菓子を基本に、新しい創作菓子に挑戦している。

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