転校生のつらさはそんなにない……と思う
子どもに手を引かれる日が来るなんて!55歳独身漫画家の元にやってきた小学生の娘/父娘ぐらし(1)
子どもを通して見る日常は、何もかもが違う!55歳にして小学生の父親となった漫画家の、驚きと発見の日々とは。
2人の娘がいる女性と結婚した、ギャグ漫画家・渡辺電機(株)さん。渡辺さんは当時55歳で東京在住、妻となった女性と娘たちは大阪で暮らしていました。お互いの仕事上すぐに一家で暮らすことは難しく、小学生の長女アユちゃんがひと足先に上京し、渡辺さんと2人暮らしすることになったのです。少しでもアユちゃんが新しい学校に馴染めるよう、進級のタイミングで転校をさせてあげたいという考えからでした。
待ったなしで始まった小学生のアユちゃんとの父子家庭生活。学校や学童との連携や病院への付き添い、お弁当作りなど、55歳にして初めて経験することばかりだったそう。
次から次へと起こる子育てミッションにあたふたしながらも、アユちゃんとの親子関係を模索する渡辺電機(株)さん。そんな奮闘の日々を描いたコミックエッセイ『父娘ぐらし 55歳独身マンガ家が8歳の娘の父親になる話』をお送りします。
※本記事は渡辺電機(株)著の書籍『父娘ぐらし 55歳独身マンガ家が8歳の娘の父親になる話』から一部抜粋・編集しました。
小さなアユも今日から3年生
「お父さん」だもんな!
アユ ほら行くよ
まァ このくらいは想定の範囲内
なんか方法を考えよう
おろせ おろせ おろせ
…そっか お友達ができてたかー
保護者会?
ハ〜〜 行きたくねえ〜〜
著=渡辺電機(株)/『父娘ぐらし 55歳独身マンガ家が8歳の娘の父親になる話』