小千谷市旭町にある『いせ善食堂』は、地元で約50年愛される人気店です。
じつは基本…取材NGのお店。しかし、店内にいたお客さんの思いに「常連さんの頼みなら断れない」と、取材に応じる優しい人柄の2代目・笹原利浩さんです。
昼夜問わず、大人気なのが「ロースかつ定食」。
目の前に出てきた瞬間、まずはお肉の分厚さが目を引きます。
こだわりは≪衣≫。粗目の生パン粉と卵のみで揚げることで、衣が自然とちょうど良い厚みに。一口かじれば〝サクッ〟という音が響き、耳からも美味しさを味わえます。
そのまま食べてももちろん美味しいですが、すりごまとオリジナル調合のソースをかけると、豊かな香りが追加されて幸福感がアップ。ご飯と一緒にかきこみたくなります。
洋食の修業をしてきた2代目が自信を持って勧めるのは「ハンバーグ定食」。
手づくりでじっくり時間をかけることで、ほろっとした柔らかさを実現。ナイフを入れると、すぐにほぐれていきます。そこに、煮込んだ玉ねぎの甘みが詰まったソースをかければ、食べる手が止まらなくなること間違いなしです。
開店当初は定食やラーメンなど食堂メニューが中心でしたが、東京で洋食の腕を磨いてきた2代目が洋食も導入。地域で洋食文化が広まるきっかけになったそうです。
和食も洋食もメニューが豊富なので何度行っても飽きないと、足しげく通うお客さんも多いそうです。
■いせ善(ぜん)食堂
新潟県小千谷市旭町7-13
0258-82-3064
【休】日曜
