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素敵なカフェを発見して次も行きたくなるかどうかは、食事の味はもちろんのこと、お客さんの雰囲気も大きなポイントですよね。
これは筆者が遭遇した、お店の雰囲気を台無しにするお客さんのエピソードです。
気になるカフェ発見
先日の出来事です。
所用のために外出した時に素敵なカフェを見つけました。
住宅地にひっそりとたたずむそのカフェは、昭和レトロな雰囲気。
メニューを見てみると自家栽培の野菜をたっぷり使っているとのことです。
ぜひ立ち寄ってみたかったのですが、その日は定休日。
次回はここで食事をしようと心に決めて、その場を後にしました。
カフェ通の友人のスッキリしない言葉
数日後に、スーパーでこのあたりのカフェに詳しい友人に出くわしました。
先日見つけたカフェの評判を聞いてみると返ってきたのは
「料理は美味しいし、いいお店なんだけどねぇ……。ま、一度行ってみれば」
と、スッキリしない言葉。
その言葉に少しひっかかるものがあったのですが、友人の言葉通り一度行ってみることにしたのです。
お店の料理と雰囲気は大満足だったけれど
店内は自分が子どもの頃に戻ったようなレトロ感で、懐かしく心地よい空気が流れていました。
注文したランチセットは、野菜が新鮮で野菜本来の味が濃く、とても美味しくて大満足。
「来て良かったなぁ」と思っていたところに、その場の雰囲気をぶち壊すお客が入ってきたのです。
止まらない常連客マウント
40代くらいのその女性客と私は目が合ってしまいました。
すると「あなた見ない顔ね。初めて?」から話が始まり
「私、このお店ができた時からここに通っているのよ」。
スタッフに「いつものアレお願いね」と注文を済ませると、私が食べていたランチセットを見て
「あなたも常連になれば裏メニューを頼めるのよ。そのためには100回くらいここに来ないとね」
とさらに常連アピール。
女性はカウンター席に陣取ると、店主を含めたスタッフ達と内輪話を大声でして盛り上がり、周りのお客も少し眉をひそめていました。
その雰囲気に居心地の悪さを感じ、せっかくの時間を台無しにされたような気がしました。
注意したくてもできないジレンマ
後で友人にこの時の話をすると、その女性は店主の旦那さんのお姉さんだとのこと。
常連客マウントをとり、お店の雰囲気を悪くする義姉には店主も困っているけど、義姉だけに注意できず内心は困っているそうです。
「あの人さえ来なければ、良いカフェなのにね」と苦笑いする友人。
カフェでの過ごし方は人それぞれだと思いますが、私は静かな時間を楽しみたいので、それ以来あのカフェには行っていません。
みなさんも、似たような経験はありませんか?
【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Itnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。