2025年4月13日(日)より、大阪・夢洲で開催される大阪・関西万博。開催まで2カ月を切り、続々と詳細が発表されている。各パビリオンはもちろん、会場内にオープンする多彩な飲食店に注目している人も多いのではないだろうか。

【画像】「スシロー未来型万博店」で食べられる「あしたのサカナ」シリーズ

本記事では、日本が誇る食文化の「SUSHI」「BENTO」「EKISOBA」をアピールする3つの飲食店について紹介する。

■「スシロー」から環境に配慮した寿司が登場

人気回転寿司チェーン「スシロー」が展開する「スシロー未来型万博店」は、“まわるすしは、つづくすしへ。ーすし屋の未来 2050ー”がコンセプト。未来へ続く持続可能な水産資源の安定的な調達を目指し、水産物を用いたすべての商品に養殖(※)を使用する。

※のりやわかめなどの無給餌養殖で育てた水産物を含む。なお、調味料などに使用される原材料は含まない。

「スシロー未来型万博店」の外観イメージ

また、特に環境に配慮した「陸上養殖」などの先端技術で育てた水産物は「『あしたのサカナ』シリーズ」として提供され、海の再生に貢献できる「陸上育ちの磯まもりウニ包み」や、地下海水で養殖した「陸上育ちの〆サバ」が味わえる。農薬や化学肥料の使用量を半分以下で育てた「環境保全米」などで作るシャリも必見だ。

【画像】「スシロー未来型万博店」で食べられる「あしたのサカナ」シリーズ

店内の各テーブルには、注文用のタッチパネル「デジロー(デジタル スシロービジョン)」を設置し、水産資源の未来に向けた取り組みについて遊びながら学べるゲーム機能を搭載。大人も子どもも楽しい食卓になること間違いなしだ。なお、ゲーム機能は後に「スシロー」既存店でもプレイできるよう準備中なのだとか。

「デジロー」から寿司を注文できる(写真は既存店のもの)

■社会問題に寄り添う「ほっかほっか亭」

「ほっかほっか亭」を運営する株式会社ハークスレイは、「ほっかほっか(ほっかほっか亭 MADE by HURXLEY)」を大阪ヘルスケアパビリオン内「ミライの食と文化ゾーン」に出店。“食のインテグレーション”をテーマに、昨今のトレンドである「コスパ」「タイパ」などの効率性や、人口減少の問題などに着目し、お腹も心も豊かになるメニューを提案する。

「ほっかほっか(ほっかほっか亭 MADE by HURXLEY)」イメージ

中でも、「おにぎらず(R)」ブームの仕掛け人である料理研究家・小河知惠子さん監修の「ワンハンドBENTO」は、「ほっかほっか亭」の元祖のり弁当をイメージしたメニューに加え、大阪産銘柄和牛「なにわ黒牛」や日本食の代表格であるウナギが味わえるもの、大豆ミートや焼レンコンを使用したものなど、国内外問わず幅広い層にマッチしたメニューがそろう。

「ワンハンドBENTO」

そのほか、粉の重たさを最大限に抑え、植物性たんぱく質を中心に構成した「お好み焼」や、食べ歩きにもぴったりな「唐揚」、ライスミルクを使用した「アサイースムージー」といったフードも販売する。

栄養素を多く含む体にやさしいメニューも

■姫路発祥の「えきそば」が豪華仕様に!

1888年の創業以来、魂を込めて届けてきた「弁当」と、兵庫・姫路のソウルフード「えきそば」を展開するまねき食品株式会社は、「MANEKI FUTURE STUDIO JAPAN」を会場内「静けさの森」エリアにオープン。

「MANEKI FUTURE STUDIO JAPAN」外観イメージ

「MANEKI FUTURE STUDIO JAPAN」の目玉は、“輪島塗×えきそば”。能登半島地震で被害を受けた石川県輪島市で作られる日本三大漆器の一つ「輪島塗」の器を採用した「究極のえきそば」を提供する。器の美しさとふんだんに入った神戸牛で、極上の「えきそば」体験ができるはずだ。

「究極のえきそば」

そして、「たけだの穴子めし」弁当など、日本で最初の「元祖幕の内駅弁」の生みの親であるまねき食品こだわりの弁当も購入できる。ベジタリアン向けの弁当やコラボ弁当といった大阪・関西万博オリジナルの弁当も企画中だそう。ほかにも、ガッツリ食べられる「神戸牛すき焼き丼」や、暑い時期におすすめの「冷やし担々麺」などがラインナップする。

「たけだの穴子めし」のイメージ

日本独自の食文化である「SUSHI」「BENTO」「EKISOBA」。海外からの来場者も多いと予想される大阪・関西万博で、世界中から注目されることを期待したい。

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