性癖やフェチには、個人の性格や経験、無意識の欲求が反映されがち。女性に多いものにも多様性がありつつ、いくつかの共通点も見られます。
「私って、もしかして変わってる?」なんて思うかもしれませんが、基本的にはどんな人も大なり小なりフェチがあると思っていいでしょう。
元議員でありメンタル心理カウンセラーの並木まきが、女性に多い性癖・フェチの代表的な種類とその心理的背景を解説します。
1:声フェチ
男性が発する低い声や優しい声、あるいは少しハスキーな声に惹かれると言う女性は多い印象です。
「声だけでキュンとする♡」といったパターンもあって、これは異性に対して安心感や包容力を求める傾向が関係しています。男性の低い声や穏やかなトーンは、潜在的に「頼れる存在」や「安全な相手」を連想させることから、女性が魅力を感じやすいとされています。
また、声は視覚に頼らない感覚刺激のひとつ。「相手の本質に近づいた気がする」という錯覚を生みやすい部分でもあり、好きな声の相手には親近感を抱きやすい傾向も。
2:匂いフェチ
男性のつけている香水や体臭、柔軟剤の匂いなどに惹かれるタイプの女性も多いもの。また、汗の匂いに魅力を感じる女性も少なくありません。
匂いは、本能に直結する感覚。いわゆる“フェロモン”を通じて「相性の良さ」を無意識に判断している可能性もあるため、恋愛感情にも直結する部分です。
また特定の匂いに強く惹かれているケースでは、幼少期の記憶や安心感を呼び起こす作用が関係している可能性も。親や近しい人の香りに似ているなどの背景が、好きな香りと結びついていることも珍しくありません。
3:手フェチ
男性の手の大きさやゴツゴツした関節、指先などに魅力を感じる女性も多い印象です。
手は「行動力」や「頼もしさ」を象徴するパーツでもあり、大きな手や骨ばった手は女性が抱いている「守られたい」という潜在的な願望を刺激することがあります。
反対に繊細にケアされた手に魅力を感じる場合は、几帳面さや清潔感に安心感を覚える心理が関係しています。
性癖やフェチは単なる「好み」ではなく、心理的な背景や経験が反映されています。つまり、フェチには自分の心が映し出されている場合も少なくありません。
自分のフェチを知ることは、より深く自分を理解する術にもつながりますから、恋愛や人間関係に上手に役立ててみてくださいね♡
書いたのは
出典: 美人百花.com
並木まき。元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を生かし、美容や恋愛に関するコラムを女性誌を中心としたさまざまな媒体に寄稿。