行かないでくれっ!男性の心を揺らす送別会での挨拶9パターン

送別会のメインイベントと言えば、やはり「送られる人の挨拶」でしょう。自分が送られる立場なら、参加者の心に余韻を残すような内容にしたいところです。そこで今回は、10代から20代の独身男性136名に聞いたアンケートを参考に「行かないでくれっ!男性の心を揺らす送別会での挨拶」をご紹介いたします。

【1】「○○さん、ありがとうございました」と一人ひとりの名前を挙げて感謝する
「自分の名前が出てくると、言葉が心に刺さります」(20代男性)というように、お世話になった人の名前を挙げながら感謝を述べると、印象に残りやすくなるようです。当事者にしか分からないような思い出話を織り交ぜれば、真実味が増すでしょう。

【2】「実はやめようと思ったこともあった」と苦しい時期のエピソードを明かす
「苦労を乗り越えた話には、みんな感情移入すると思います」(20代男性)というように、辛かった過去を正直に告白して、共感を誘う方法です。新人時代の失敗談、上司との衝突など、具体的な出来事を紹介すると興味を引くでしょう。

【3】「最初は怖いかと思っていたのですが…」と誤解していた人に謝罪する
「『ええーっ、そうだったの?』と意外に思いましたし、思い出に組み込まれていることも嬉しかったです」(20代男性)というように、上司や同僚に対する最初の印象を語るのも良さそうです。ネタに困ったら、初対面のイメージと実像にギャップがあった人がいなかったか、思い出してみましょう。

【4】「私なんかのために…」と送別会を開いてもらったことに頭を下げる
「お互いさまなのに、超謙虚でかわいいと思います。イメージアップですね」(20代男性)というように、遠慮がちな姿勢をみせるのも、男性陣の心証を良くするようです。「年度末の忙しいなか、時間を作っていただいて…」などと、気遣い溢れるセリフを用意したいところです。

【5】「一緒に過ごせて、幸せでした」と幸福を強調する
「心ではそう感じていても、照れて口に出さない人が多いと思うのでグッときました」(20代男性)というように、包み隠さぬ言葉で想いを表現するのも、参加者の胸に響くようです。感極まって気の利いたことを言えなくなったとしても、温かく見守ってもらえるでしょう。

【6】残された期間を大切にすると誓う
「『かけがえのない時間』と言われると、こちらも背筋が伸びます」(10代男性)というように、送別会の挨拶は、残務をやり遂げる責任感をアピールするチャンスでもあります。最後に「引き続き、よろしくお願いします」と頭を下げると、社会人としてのけじめが伝わるでしょう。

【7】次のフィールドではどんなことに挑戦するのか熱い宣言をする
「スゲー前向きな子だったな…と、見る目が変わりますよね」(20代男性)というように、これからの意気込みを語り、期待を集める手もあります。ぼんやりとしたビジョンを語るより、「実現したい3つのこと」などとポイントを絞ると耳目を引くでしょう。

【8】「あのときの励ましの言葉、忘れません」とその場にいる人の「名言」を引く
「『もっと甘えてくれ…と言われてうれしかったです』とかいきなり披露されて、焦りました(笑)」(20代男性)というように、先輩・同僚の名言を紹介するのもいいかもしれません。救われた一言、目から鱗が落ちた一言など、送別会前に振り返ってみましょう。

【9】「ありがとうございました」と面と向かって一人ひとりに挨拶する
「あらたまっての『ありがとう』にドキッとしてしまいました」(20代男性)というように、全体挨拶だけでなく、個別に感謝をしっかり伝えると、自分の存在が相手の記憶に刻まれるでしょう。人数が多くて回りきることが難しい場合は、メールや手紙で改めて想いを届けるといいかもしれません。

印象に残る挨拶をするには、感謝の届け方に工夫をすることと、できるだけ参加者一人ひとりに向けたメッセージを述べることがポイントになりそうです。(外山武史)

【調査概要】
期間:2014年10月30日から11月6日まで
対象:合計136名(10代、20代の独身男性)
地域:全国
方法:インターネット調査

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