泣き出した娘
不透明な小5娘の友人関係。「クラスにいじめはない」笑顔で言い切る娘に一安心/娘がいじめをしていました(1)
まさか、「うちの子に限って」。
自分の子どもがいじめの当事者と分かったら、あなたはどうしますか?
いじめ被害者としての経験を持つ主婦・加奈子は、夫と娘の3人暮らし。ある日、小学5年生の娘がクラスメイトへのいじめ加害者であることを知ります。一方いじめ被害者の娘を持つ千春は、学校に事件解決を求めますが何も動いてはくれず…?
我が子への不信感、夫との意見の相違。様々な問題に翻弄される、被害者児童と加害者児童のふたつの家族。自分の子どもがいじめの当事者と知ったとき、親や周りの大人が行う「正しい対応」とは果たして何なのか。いじめ問題を親の目線から描く、考えさせられるエピソードをお送りします。
※本記事はしろやぎ秋吾著の書籍『娘がいじめをしていました』から一部抜粋・編集しました。
■娘の様子がおかしい
どうした?
私ね…
なんでもない
ちょっとドライブしよっか
どう?新しいクラス
困ったらいつでも言いなさいよ
そういえばあの子
あの子もいるんだしさ
著=しろやぎ秋吾/『娘がいじめをしていました』