半年くらい前菓子折りもって挨拶に来たわよ
「誰かが勝手に部屋に入っている」女性依頼者が語ったストーカー被害/夜逃げ屋日記3(1)
DVやストーカー、毒親に虐待。さまざまな事情から「命を懸けてでも逃げたい」と窮地に追い込まれた人々が救いの手を求めた先。それは、やり手の女性社長が取り仕切る特殊な引っ越し業者、通称・夜逃げ屋でした。
お金もない、描きたいものもわからない。そんな苦境に立っていた漫画家・宮野シンイチさん。夜逃げ屋への直撃取材をきっかけに、宮野さん自身も夜逃げ屋で働くことになったのです。一見外からは普通に見える家庭に潜む「闇」の数々。壮絶な夜逃げの実情を目の当たりにした宮野さんは、その衝撃的な状況に大きく心を揺さぶられていきます。
夜逃げ屋で働く作者が体当たりで描く衝撃のコミックエッセイ第3弾『夜逃げ屋日記3』をお送りします。
※本記事は宮野シンイチ著の書籍『夜逃げ屋日記3』から一部抜粋・編集しました。
登場人物紹介
そりゃあ大変だったわね
婚約者はなんて言ってるの?
あんたと同じ住所の住民票持って
案外 簡単に書きかえられるんだ
気持ちわるぅ
ウェイ!
こいつに見覚えある?
その後は警察呼んで逮捕
いや 気分悪くなって
著=宮野 シンイチ/『夜逃げ屋日記3』