スーパーマーケットの中を走るゾンビ!ゾンビ映画の歴史に残る『メサイア・オブ・デッド』必見シーンを解禁!

凝った構図や色彩が実にアート!不穏なムード満載の先駆的ゾンビ映画の傑作!!

アルレッティの父親は、ポイント・ドゥームと呼ばれる海沿いの小さな町で絵を描いていた。彼は娘に定期的に手紙を送っていたが、その内容が徐々に奇妙になり、やがて来なくなった。心配した彼女は父を捜しに行くが、町の様子が何かおかしい。アルレッティは父の残した日記を発見、そこにはこの町を侵しつつある奇怪な事態が記されていた…。

全編不気味なテイストのミステリアス・ホラー。ゾンビ映画の先駆的作品で、目から赤い血を流し走る人間に近いゾンビが登場。人肉スプラッター描写はまだなく、アート色の強い実験的スリラーのような斬新な作りになっている。

本作の監督・脚本のウィラード・ハイクとグロリア・カッツのコンビは、その後ジョージ・ルーカスに認められ、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(84)の脚本を経て、『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀』(86)の監督・脚本に抜擢された。

本編映像は、ひとりの女性がスーパーマーケットの一角に群がるたくさんの人を目撃する場面から始まる。そこはどこのスーパーでも見かける、肉売り場。しかし、よく見ると皆一様に青白い顔をしており、生肉をガツガツと貪り食べているではないか!女性はその異様な光景を目の当たりにし、そっとその場を離れようとする。しかしその時、その青白い顔をした、生きているのか死んでいるのか、そもそも彼らは何なのか全く分からない、とにかく不気味な人々に見つかってしまう。静まり返った無人の店内を走って追いかけてくる不気味な人々から必死で逃げる女性。しかし、逃げ切れず餌食に…という場面だ。

本作は、ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』(78)より5年も前に制作された、ゾンビ映画の先駆的な作品と言われている、ミステリアスで終始不穏なゾンビホラー。

ゾンビ映画と言えば、スーパーマーケットやショッピングモール。今でこそ定番化しているが、ロメロの『ゾンビ』よりも早くその設定を使った場面であり、また、“走るゾンビ”は近年生まれたわけではなく、1973年の本作で走っていることが見てとれる。ゾンビ映画を語るうえで重要な場面と言えるだろう。本作は、その他にもゾンビたちでほぼ満席の映画館が登場するなど、映画好き必見の作品。是非注目したい。
『メサイア・オブ・デッド』は2024年8月30日公開

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