世界三大毛織物(ウール)の産地として世界的に注目されている愛知県一宮市のある尾州地域。昨今さまざまな問題や課題に悩む工場や企業が少なくない。そんな尾州の背景をもとに、発達障害を持ち幾多の壁にぶつかりながらも夢に挑戦する高校生の史織と、家族や親友との希望を描くオリジナルストーリー『BISHU 〜世界でいちばん優しい服〜』が10月11日より先行公開、10月18日より拡大公開される。

 発達障害を持ち幾多の壁にぶつかりながらも夢に挑戦する高校生の史織を演じるのは、映画『ミッドナイトスワン』(2020年)で演技未経験ながら日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、本作で長編初主演となる服部樹咲。史織の姉・布美には、妹を応援したい気持ちと現実の厳しさの板挟みになる繊細な心情を岡崎紗絵が演じる。

 営む機織工場の閉鎖の危機に揺れながら娘たちを見守る父・康孝に吉田栄作。そのほか、長澤樹、黒川想矢、知花くらら、清水美砂らが出演。

 監督は『向こうの家』が、「ええじゃないかとよはし映画祭2019」初代グランプリを受賞し注目を集めた西川達郎。音楽は坂本龍一に認められた小山絵里奈。ファッション業界から装苑賞を2022年に受賞した大下彩楓が参加。異なる個性と才能が幾重にも紡がれ、まさに尾州で織り上げられる上質のウールのように、観る者を暖かく優しく包み込む感動の物語が誕生した。

 「この服作ってショーに出よう!」という親友・真理子からの呼びかけで目を輝かせる史織。しかし、自分から笑い者になる必要はないと史織を心配し、声を荒げ「ダメや!!」と反対する父。姉の協力もあり「私は笑われても平気。あの服を着てショーに出たい!」と強い意志で父に思いを告げるシーンから、史織を取り巻く登場人物たちの姿が次々に映し出されていく。

 全体が作品の持つ優しい空気で包まれる中、服部樹咲の繊細な表現力、岡崎紗絵の圧倒的な存在感、吉田栄作の威厳と迫力、その1シーン1シーンが丁寧に紡がれ、ラストの服部樹咲が空を仰ぐシーンなど印象的なシーンと、感動が胸に迫る予告映像となっている。

 さらに、本作で初歌唱となる服部樹咲の主題歌音源が解禁され、予告編の後半で聴くことができる。楽曲は、池内ヨシカツ楽曲プロデュースによる映画書き下ろしとなっており、映画世界観と寄り添った楽曲と服部樹咲の透明感と力強い歌声が響き、魂揺さぶる予告編となっている。

 初のレコーディングを行った服部樹咲は、「かわいく透き通った感じで歌えたらなと思って準備してきたので、届いてたら嬉しいなって思います」とコメントしている。

出演:服部樹咲 岡崎紗絵 長澤樹 黒川想矢
知花くらら 田中俊介 山口智充(友情出演) 近藤芳正 吉澤健
清水美砂/吉田栄作
監督:西川達郎
脚本:鈴木史子 西川達郎 義井 優
音楽:小山絵里奈
主題歌:「BISHU」 服部樹咲 feat.池内ヨシカツ
製作総指揮:神谷哲治
プロデューサー:森谷 雄 竹田太郎
製作:「BISHU 世界でいちばん優しい服」製作委員会
   (神谷商会、フォワード、ケイ・クリエイト、イオンエンターテイメント、TK事業開発研究所)
製作幹事:フォワード 
制作プロダクション:アットムービー
配給:イオンエンターテイメント
公式サイト:bishu-movie.com
(C)2024映画「BISHU 世界でいちばん優しい服」製作委員会

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