監督:奥山大史×主演:池松壮亮、映画『ぼくのお日さま』監督とキャストが氷上で併走する奇跡のメイキング映像【2024年9月13日公開】

『僕はイエス様が嫌い』(2019年)で、史上最年少となる22歳で、第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した奥山大史監督の商業映画デビュー作『ぼくのお日さま』が、9月6日〜9月8日にテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテにて3日間限定先行公開、9月13日より全国公開される。

 第77回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門に正式出品された本作は、雪の降る街を舞台に、吃音をもつホッケー少年のタクヤと、フィギュアスケートを学ぶ少女さくら、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ荒川の3人の視点で紡がれる物語。

 本作の主人公で、すこしばかり吃音をもつホッケーが苦手な少年のタクヤ役に大抜擢されたのは、本作が映画主演デビューとなる越山敬達(こしやま・けいたつ)。ドラマ『天狗の台所』(23年)にメインキャストとして初出演し、アーティスト・演劇集団のEBiDAN(恵比寿学園男子部)の研究生「EBiDAN NEXT」としても活躍する、フレッシュな才能あふれる14歳。スケートは4歳から経験があったが、劇中で披露するアイスホッケーとアイスダンスは初めて挑戦したという越山。ホッケーはスケートと靴が違い、アイスダンスも音楽に合わせ多種の滑走を伴うが、もちまえの運動神経で、どちらも習得に必要とされる時間の半分以下の日数で習得した。

 そして、フュギュアスケートを学ぶ少女・さくら役には、本作が演技デビューとなり、フランス語、英語も堪能のマルチリンガルでもある12歳の中西希亜良(なかにし・きあら)。演技は本作が初めてだが、4歳から現在までフィギュアスケートを習い、シングルの他に、アイスダンスでは全日本フィギュアスケートノービス選手権大会にも出場経験があるフィギュア上級者。本作出演のきっかけは、キャスト募集を知ったスケートのコーチからの勧めで応募し、100名以上が参加したオーディションを経てヒロインに大抜擢された。

 また、さくらの母親役として山田真歩、タクヤの友人役として潤浩(ゆんほ)が出演している。

 このたび解禁されたのは、池松壮亮(荒川役)、越山敬達(タクヤ役)、中西希亜良(さくら役)のキャストと奥山大史監督が揃って氷上を滑りながら撮影する様子を捉えたメイキング映像。

 撮影も務めた奥山監督自らカメラを抱えてスケートリンクに入り、キャストたちとともに滑りながら撮影することで、臨場感あふれる映像を撮ることができた。スケートリンクを滑っている足のカットは、カメラマンが氷上で併走しないと絶対に撮れないカットで、足の動きで登場人物の3人の心が、練習を重ねることでどんどん近づいていく瞬間を捉えている。

 タクヤとさくらがペアでアイスダンスの練習に励むシーンのリハーサルでは、“鬼コーチ“を装う池松に、越山と中西が笑いをこられられなくなり、爆笑!!!越山と中西と池松の仲睦まじい様子を温かく見守るビハインドシーンのほか、「実際に組むようになってから3日後くらい」「さくらは(タクヤ)が全然上手くないなって、ちょっと呆れている」など、あえて脚本を事前に渡さずに撮影に入ってもらった越山と中西へ、撮影シーンのタクヤとさくらの状況や感情を細かく丁寧に演出する監督の姿など、みることのできない貴重な映像に。またスケートリンクに差し込む優しい光は、窓ガラス分用意した12機の照明からあて、この映像世界を作り出すために丹念に作り込まれた光となっている。

監督・撮影・脚本・編集:奥山大史
出演:越山敬達、中西希亜良、池松壮亮、若葉竜也、山田真歩、潤浩ほか
主題歌:ハンバート ハンバート 本編:90分
配給:東京テアトル
(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS

公式HP:bokunoohisama.com
公式ハッシュタグ:#ぼくのお日さま
公式X : @bokuno_ohisama

公式Instagram▶︎ @bokuno_ohisama
https://www.instagram.com/bokuno_ohisama

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