元SMAPのメンバーでオートレーサーの森且行のドキュメンタリー映画『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』(11月29日公開)より、森且行が自身の競走車をメンテナンスする姿を追った本編映像が解禁となった。
オートレーサーは競走車のパーツやタイヤの購入はもちろんのこと、メンテナンスも自分自身で行う。そんなオートレーサー仲間から“整備の鬼”と呼ばれるほど、森はマシン整備に対する強いこだわりを持ち、時間と手間を惜しまない。
まずは心臓部とも言えるエンジンを慣れた手つきで解体していく森。エンジンが終われば、タイヤのチェックへ。時速150キロの世界を実現させているタイヤは、オートレースの肝。「三角タイヤ」という断面が尖ったタイヤが使われ、コーナーを曲がる際に路面の接触面積が増えるように計算がなされている。天候や走路状況によって選ぶタイヤも変わってくる。映像では、タイヤの溝を自らの手で丁寧に削ったり、タイヤ交換を行う森の真剣な表情が印象的だ。すべては勝つために手を動かし続ける、こだわりと情熱、そして何よりもバイクへの愛情に溢れた内容となっている。
また、本編ではレーサーにとっての相棒でもあるヘルメットのデザインへのこだわりも語られる。森自身によるオリジナルデザインが施され、先日行われた完成披露上映の舞台挨拶に森が持って登場したヘルメットが、上映劇場にて期間限定で展示されることが決定。是非間近でこだわりのデザインを堪能してもらいたい。
展示場所・期間(予定)
・MOVIX川口(埼玉):11/15(金)~12/4(水)
・角川シネマ有楽町(東京):12/7(土)~12/19(木)
森は、1996年、日本中の注目を集める中で、トップアイドルからオートレーサーへ転身。2020年11月3日、24年目にしてついに悲願の日本選手権初優勝を果たした。しかし、そのわずか82日後、レース中に落車し命が危ぶまれるほどの大怪我を負ってしまう。
それからレース復帰までの2年間、幾度にもわたる手術と懸命のリハビリの日々の中、森は何を思い、何を支えにしていたのか?選手生命を脅かす怪我を負ってもなお、走ることを辞めない彼を突き動かすものは何なのか?そして50歳を迎えた今、森且行は何を思うのか?
映画では、3年にわたり病院やレース場、幼い頃の思い出の場所でカメラをまわし、肉親やレーサー仲間、担当医、そして本人へのロングインタビューを通して、森の不屈の闘志の源泉、家族や仲間たちとの変わらない絆と熱い想いを浮かび上がらせる。2023年3月に開催された「TBSドキュメンタリー映画祭」において上映された『 約束のオーバルへ』をもとに、大幅な追加撮影映像を交えて再編集され、全く新しい内容となっている。
出演:森且行
ナレーション:萩原聖人
監督・編集:穂坂友紀
エグゼクティブプロデューサー:津村有紀 プロデューサー:青柳朋子 鴨下潔 石山成人
総合プロデューサー:松田崇裕 小池博 協力プロデューサー:塩沢葉子
製作:TBS 企画・制作:TBSテレビ報道局 報道コンテンツ戦略室 制作プロダクション:TBSスパークル
配給:KADOKAWA
【2024年/日本/94分/5.1ch/16:9】
(C)TBS
映画公式サイト:autoracer-mori.com
映画公式X:@autoracer_mori