ホロコーストを生き延び、アメリカへ渡ったある建築家、その光と影の半生30年を肌で感じる、圧倒的追体験がここにある『ブルータリスト』主演エイドリアン・ブロディが祖国を脱出した母の記憶と、本作出演への決意を語る。
本作は、第二次世界大戦下にホロコーストを生き延び、アメリカへと渡った、ハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)の30年にわたる数奇な半生を、監督・脚本を務めた36歳の気鋭ブラディ・コーベットが描き出した、215分にわたる壮大な人間ドラマ。
劇中で、ホロコースト生還者を演じたエイドリアン・ブロディ。<演技に生かせた親族の体験談>について、ブロディは「最も僕の胸が痛む」と話として、母がまだ幼かった頃の記憶を辿る。「祖国を出た時の母は、12歳か13歳だったんだ。『祖国を脱出してアメリカに渡る。』と、母が祖父母から聞いたのは、わずか出発の24時間前だった。」と言う。いつフレイヤ銃で撃たれてもおかしくなかった過酷な状況下での逃亡だったことを明かし「悲しいけど今も世界中で大勢が苦しんでいるよね、だからこそ、僕は心の底から感じたんだ。この話を大切に伝えていく責任感を。」と決意を語る。
ほか、お気に入りのシーンとしてラースローとハリソンが初めて出会うシーンを上げ、その理由をホロコーストから脱出するために仕事も信条も何もかも奪われたラースローが、ハリソンとの出会いについて「とても美しいんだ。」「奪われた物を取り戻す瞬間を切り取ってる。」と振り返っている。
主人公のラースロー・トートを演じるのは、『戦場のピアニスト』(02)で第74回アカデミー賞主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディ。ラースローと共に数奇な運命をたどることになる妻エルジェーベトを演じるのは、『博士と彼女のセオリー』(14)で第87回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ、アメリカへ渡ったラースローの運命に大きな影響を与える大富豪ハリソンを演じるのは、『L.A.コンフィデンシャル』(97)、『メメント』(00)などのガイ・ピアース。そのほか、ジョー・アルウィン(『憐れみの3章』(24))や、ラフィー・キャシディ(『トゥモローランド』(15))など、ハリウッドを牽引してきたベテラン実力派から注目の若手まで幅広い役者陣が顔をそろえている。
第二次世界大戦後、無残にもすべてを奪われた建築家が希望を抱いたアメリカンドリーム。見知らぬ土地と異なる文化、その光と影に苛まれながら、家族への愛と建築への情熱をたぎらせ続けた30年…それは決して平坦な道ではなく、美談にまみれた軌跡でもない。移⺠として苦境にさらされ、欲望に弱く、孤独に打ちひしがれた一人の男の圧倒的なヒューマニティを肌で感じる215分。その切り拓かれていく半生と共に旅しながら、極上の没入体験を我々にもたらす唯一無二の人間ドラマである。
『ブルータリスト』は2025年2月21日公開
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