<テレビ東京ドラマ「夫よ、死んでくれないか」制作発表>笑顔で写真に納まる出演者たち(左から)相武紗季、高橋光臣、安達祐実、竹財輝之助、磯山さやか、塚本高史
Photo By スポニチ

 7日スタートのテレビ東京ドラマ「夫よ、死んでくれないか」(月曜23・06)の制作発表が3日、都内で行われ、出演者たちがタイトルについての思いを語った。

 原作は丸山正樹氏の同名小説。テレ東ドラマで見逃し配信歴代最高を記録した『夫の家庭を壊すまで』や『夫を社会的に抹殺する5つの方法』など、「全夫が震えるシリーズ」の第三弾となる。不倫、偏愛、モラハラと三者三様の夫との夫婦生活に疲弊した妻たちが人生の再スタートを目指す物語だ。その過激なタイトルは一部SNSで物議を醸した。

 会見に先立ち、都筑真悠子プロデューサーは「リリースされてから、主にタイトルについて賛否のご意見をたくさんいただいており、いただいたご意見は一つひとつ参考にさせていただき受け止めております」と説明。「制作陣としてこのドラマを通してお伝えしたいのは、人間関係の中で何げない言葉だったり、行動だったりで知らぬ間に相手のことを傷つけてしまうことがある。時にそれが修復不可能なところにまで到達してしまうことがあるということと、気づいた時に自分から相手に一歩歩み寄ることが必要なんじゃないかというようなメッセージを込めております」と意図を説明した。

 その上で「本作をご覧いただければ、きっとそのメッセージが届く、意義のある作品になっていると自負しております」と呼びかけた。

 モラハラ夫を演じる塚本高史(42)は「放送前からタイトルでこんな炎上するとは。まだプチ炎上なので、大炎上に変えていただければ」と“爆弾発言”。妻を演じる磯山さやかから「ストレートに言わないでください。誰もそんなことは言っていない」と語り、笑いを誘った。

 その上で「見てください。そんなに炎上するタイトルではなく、本当にエンターテイメントになってると思います。僕が一番ドラマを見ていた時代。90年代に毎週時間になったらテレビの前にいた次週が本当に気になるような作品になっている」と魅力を力説した。

 主演を務める安達祐実と相武紗季も、最初はタイトルにはひるんだというが、内容の面白さを熱く語った。安達は「俳優としては演じる上でハードルが高そうで、とてもやりがいがあると感じました」と分析。相武も「ここまでやって見る人がスカッとするのは、なかなかない」と作品を解説した。

続きを表示

WACOCA: People, Life, Style.

Pin