大きな話題となった、最新のガンダム映像作品「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」。劇場先行版である「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」は、公開から59日間の興行収入が31.9億円、観客動員が193.4万人という大ヒットとなっています。
【画像&動画】TV Series Promotion Reelも新たに公開されている
今回は、“ファーストガンダム”ほぼリアルタイム世代の筆者が「-Beginning-」を3回見るに至った経緯と感想のようなものをつづってみようと思います。すでに鑑賞した方にも、これから鑑賞しようという方にもなんらかの参考になれば幸いです。なお、本編のネタバレを多く含んでいますので、本作の最大の魅力である「初見のインパクト」を味わいたい方は、必ず鑑賞後にお読みください。
「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」は、「ガンダム」シリーズの最新作。同シリーズを手掛けるサンライズと、「エヴァンゲリオンシリーズ」などを手掛ける、庵野秀明氏が率いるスタジオカラーが初めて共同で制作するガンダム作品です。
1979年にテレビ放映された最初のガンダム「機動戦士ガンダム」、いわゆる「ファーストガンダム」と呼ばれる作品の「仮想戦記」との位置付けで、「1年戦争でジオン公国軍が勝利した」という世界線で物語が展開されます。「もし…だったら…」というIFもの、あるいはパラレルワールドのような作品だと考えればよいでしょう。
劇場先行版の「-Beginning-」は2部構成。前半は「IF」の1年戦争が、ファーストガンダムを手がけた安彦良和氏のオリジナルデザインに準拠したキャラクターで描かれ、ファーストファンにはたまらない映像&物語となっています。
そして後半からはいよいよ本編の主人公「マチュ」たちが現代的なデザインで登場。ファーストガンダムの世界観を感じさせながらも、フレッシュなストーリーに期待が膨らみます。
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