2025.04.06
1.坂道グループ特集
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乃木坂46の五百城茉央(いおき まお)が2025年4月5日、東京・台場のフジテレビ・マルチシアターにて開催のカンテレ×FODドラマ『MADDER(マダー)その事件、ワタシが犯⼈です』の1話先⾏上映&完成発表トークイベントに登壇した。本作は五百城にとって地上波連続ドラマ初出演で初主演作品で、いよいよ4月10日にスタートするミステリーエンターテインメント作品。五百城が偏差値78超の天才高校生・仲野茜を演じることで、その演技に注目が集まっている。

この日のイベントには、五百城をはじめ、共演の山村隆太(flumpool)、武田梨奈、樋口幸平、山下永玖(ONE N’ ONLY)、濱正悟が登壇した。

乃木坂46の五百城茉央(いおき まお)/ドラマ『MADDER(マダー)その事件、ワタシが犯⼈です』の1話先⾏上映&完成発表トークイベント。2025年4月5日、東京・台場のフジテレビ・マルチシアターにて開催。

地上波連続ドラマ初出演にして初主演となる五百城茉央は、出演オファーを受けた際の心境を訊かれると、「テレビドラマというのは小さい頃から私の生きがいの1つで、小学校のときにドラマが録画してあるから楽しみにして帰ったり、今でも“このドラマを見るために今日のお仕事頑張ろう”って思ったりするものなので、そういったものに出演できるって聞いたときは純粋にうれしかったんですけど、初主演ということだったので、最初に聞いた時は不安でいっぱいでした」と振り返り、「脚本を1回読んでも茜の気持ちが全然わからなくて、何度も読み返していくうちに、やりがいのある役だなと思ったので、精一杯頑張らせていただきました」と力強く語った。

続けて、仲野茜役については「そばから見ると頭もよくて、きっといろんな人から羨ましがられる存在だと思うんですけど、茜自身の心の中は空っぽというか、感情が動かない日々を送っている中で、殺人事件が起こって黒川という人物に出会い、少し心が動かされたことが茜にとっては物珍しいことだったから、その沼にハマっていってしまうというお話なんですけど、つまらない人生を変えたい、人生を面白くしたいという気持ちは私もわかるなと思うので、“この感情は私にとってはこれかな”って考えながら演じていましたね」と打ち明け、「だけど、放送されてみなさんに届くのはめっちゃ不安です」と率直な心境を明かした。

乃木坂46の五百城茉央(いおき まお)/ドラマ『MADDER(マダー)その事件、ワタシが犯⼈です』の1話先⾏上映&完成発表トークイベント。2025年4月5日、東京・台場のフジテレビ・マルチシアターにて開催。

普段は音楽のフィールドで活躍している五百城と山村だが、演技で共演した感想を訊かれると、五百城は「撮影を1・2回したあとに、2人でインタビューを受ける時間があったんですけど、私はまだ19歳なので人生経験も浅い中で、山村さんはいろんな経験をされてきた方だから出てくる言葉が深いなというか、私も学ばせていただいたことがたくさんあったので、その日は印象に残っています」と明かすと、山村は「その言葉をそのままお返ししたいです。僕は演技の中で『こうやって』と言われても自分の中で解釈してやるのが難しくて、不器用な人間なんですけど、五百城さんは監督から言われたことへの瞬発力や適応力、茜に対しての読解力みたいなものがすばらしいなと思って、どういう19年を生きたらこんな風に生きられるんだろうって。年齢を誤魔化しているんじゃないかと思うくらいでした」と絶賛した。MCから「21歳差」と声をかけられると、山村は「言わないでください」と突っ込んで会場の笑いを誘いつつ、「こっちが引っ張られていく感じでした」と舌を巻いた。

そして、学校パートの現場の雰囲気を聞かれた五百城は「最初はみんな緊張していたんですけど、樋口さんを筆頭にみんなを明るく盛り上げてくださって、そのおかげで私もほかのキャストのみなさんとしゃべれるようになって、『今日のお弁当なんやと思う?』ってお弁当あてをやったり(笑)、学級日誌みたいな自由に書けるノートがあったので、みんなで写真を貼って書いたりして、擬似高校生活を味わえて楽しかったです」と声を弾ませ、1年前まで高校生だったのではと声が飛ぶと「ちゃんと高校に通ったのは1年くらいで、高校生活してみたかったなという気持ちもあって、制服がみんなちょっと変わっていておしゃれな学校だったので、学校で制服を着てというのも楽しかったですね」とうれしそうに話した。

また、山村は、どのように気分転換をしていたか訊かれると「普段、音楽をやらせていただいていて、作詞をやっているんですけど、何時間も考えて頭がぼーっとしてきたときはラムネを食べるんですよ。ブドウ糖なんですけど、それを食べるとスッキリして作業にかかれるので、今回もベンチコートにラムネを潜ませて演技をしていました」と明かし、五百城も同じラムネを持っていたそうで、山村は「勝手に食べたのかなと思いました(笑)」と笑顔を見せた。

これに五百城は「私も昔からラムネが大好きで、まったく同じラムネを現場に持っていってたんですよ。それで『ラムネ食べるね』って声をかけてくださって、『好きなんですよ』って言ったら、『僕も』って言ってバッグから4個も出てきたんですよ(笑)」と明かし、山村は「大人気のラムネで、コンビニとかで売り切れるので買い占めているんです(笑)」告白。五百城は「そのラムネを私以外で食べている人をあまりみたことがなくてびっくりしました」と目を丸くした。

そして、本作の内容にちなみ、最近疑ってしまったことを聞かれると、五百城は「最後のほうの撮影で、濱さんが、撮影していた場所で『小さい女の子を見た』って言ってらっしゃって、結局『そんな子いないよ』ってなったんですけど、武田さんも顔に見える怖い壁の写真を見せてくださって、そのあとにそこで撮影だったので、普通にめっちゃ怖くて、ずっとその建物は大丈夫なのかなって疑っていましたね(笑)」とエピソードを明かし、武田も「初日に濱さんが『さっきの小さい女の子どこ行った?』って言い始めて、現場がざわついたんですけど、刑事のシーンはもしかしたら女の子が映っているかもしれません」とニヤリ。濱は「階段がL字で、そこからスタッフさんがちょこっと出ていて、子どもに見えたのかなって自己解釈しました」と語った。

最後に、アピールコメントを求められると、山村は「この間、最後のシーンを撮ってクランクアップしたんですけど、そのシーン終わりの五百城さんが印象的で、涙を流していて、それを見てこの2か月、茜と向き合って、茜を理解して伝えようとしていたんだろうなと思いました」と五百城を労い、「黒川のセリフで『わからない世界を知りたかった。つまらない日常を彩りたかった』という言葉がありますけど、人を理解することとか、日常を彩るというのは面倒くさいし難しいことがありますけど、数年前までコロナ禍で、人と会えなくて刺激がない中、生きている実感とか、命の尊さ、今という瞬間の儚さみたいなものを感じられなかった時期があった僕らからすると、人と向き合い誰かを理解していく。このドラマはエンターテインメントな部分もありますけど、裏にはそういった強いメッセージが込められているので、そういうものも含めて、みなさんにとってすばらしい作品になってほしいなと願っています」と熱く語った。

そして、五百城は「私はこの作品にいろんなことを教えてもらったなという気がしていて、肩書きとかいろんなものがあると思うんですけど、そういったものだけじゃなく、本当に大切なものはなんなのかというのが、このドラマが作るメッセージにもなっているかなと思っていて、自分も改めて考えさせられましたし、きっと見ている人にもそういったことを考えてもらえるような作品かなと思うので、その部分に注目してこれから楽しんでいただきたいです」とメッセージを送り、「この約2か月間はみなさんに支えられて頑張ることができたので、感謝を伝えたいと思います。本当にありがとうございました。10話まであるので、毎話、考察しつつ楽しんで見ていただけたらと思います」とアピールした。

ドラマは、いよいよ2025年4月10日(木)スタート(カンテレ :毎週木曜24時15分-24時45分、フジテレビ:毎週木曜26時15分-26時45分)また、カンテレ1話放送直後からFODにて1週間の先行配信される。

◎ACTRESS PRESS編集部

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