①野田聖子 少子化対策担当大臣に、22年4月から始まった不妊治療の保険適用拡大で、どのような変化が生まれるか伺いました。

不妊治療の保険適用で3割負担になると手の届きそうな治療になる。
20代、30代の妊娠しやすい時の不妊に積極的に使ってもらいたい。
まだまだ途中報告だが、保険適用になってから患者さんがとても増えているらしい。
今回の保険適用で、こっそりやるんじゃなくてみんなで応援するよ、早めに治療を受けてねという空気ができたことで、メンタルの上でも金銭的にも若い人が行きやすくなった。
一方でクリニックの先生たちは忙しくなってたくさんの患者さんを診るようになったことで、利益を出せないかもしれない。

②続いて、胚移植の年齢や回数の制限、自由診療と併用できないこと、これまでの助成金がなくなったことなどに対してあがっている柔軟な対応を求める声をどのように受け止めているか伺いました。

当事者としての経験を踏まえて申し上げるなら、子どもが欲しいだけなのか親になりたいのかという決断が必要。科学的にも医学的にも40代以降は難しい。
私の時代は親になるための選択肢が少なくて誰も止めてくれないから、私は計17回体外受精をした。そこで止めてくれたものは卵子提供という次のステップだった。自分の血を諦めてでも親になり、子を育てていきたいっていう気持ちが勝ったので決断がついた。
法律上、第三者提供を認めるようになったので、自分が何を望んでいるのかをそこで考える。どうしても自分の血でなければならないというのであれば、そこで待つのか諦めるのか。そういうのは延々とやるべきことではないと思っている。子どもを真ん中に捉えた時に、妊娠することがゴールになってしまう危険がある。

それなので、国の方でまず自然妊娠できない人の次の選択肢として、卵子提供・精子提供も今後は民法の特例で堂々と親と認めるような形を国が作っているから次のステップを考えていくべき。さらには里親制度や特別養子縁組がある。

だから、制限年齢を上げれば解決する話ではないということを私は痛感しているし、そこで立ち往生する必要はない。

③ERA検査やEMMA・ALICE検査、タイムラプスなど保険適用にはならなかったけど先進医療として認定されたものに期待することも伺いました。

混合診療はどの科でも認められていなくて、それを認めていくためには医療界全体の話になる。厚生労働省がダメだと言ってる?政治家がダメだと言ってる?医師会がダメだと言ってる?なんでダメなのか聞いても理由がわからない。そこは一回下がって、不妊治療だけでなくすべての医療で止まっていることに対してどうあるべきか考えるターニングポイントだと思う。

先進医療については、保険適用する時に不妊治療の最先端の先生たちからリクエストがいっぱい来て、最新の枠組みまでOKになっている。ただ、日進月歩だしなかなかエビデンスがない。保険適用ということは、それに関係ない人も負担してくれるので、ある程度多くの人たちの妊娠を導いてきた先進の医療を今はパッケージしてある。

大事なことは高度な先進医療に行かないまでに早め早めに妊娠できるようにしたい。そのあたりも踏まえて取り組んでいる。

#不妊治療 #野田聖子 #保険適用

この動画は、エフエム西東京で放送した「妊活ラジオ」の内容をビデオアーカイブとして配信しています。

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