「福島第一からのトリチウムの放出量は、海外と比べて多いのですか？」
福島第一原子力発電所でタンクに保管されている処理水は、2023年の春から夏にかけて、海洋放出される計画です。放出する処理水（ALPS処理水）には、トリチウムと呼ばれる放射性物質が含まれています。
このトリチウムについて、専門家である鳥養祐二教授（茨城大学理工学研究科）にあらためて聞いてみました。
【答えのポイント】
・原子力発電所では、発電にともないトリチウムが必ず生成される。
・原子力施設ではトリチウムの海洋放出は一般的。
・例えばカナダのピッカリング原子力発電所では福島第一の21倍、中国の陽江原子力発電所では5倍、韓国の古里原子力発電所では2倍のトリチウムを海洋へ放出している。
◆教えて！トリカイ先生 -今さら聞けないトリチウムのコト-（全15問）
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