大阪教育大学附属池田小学校, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=1619674 / CC BY SA 3.0

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大阪教育大学附属池田小学校(おおさかきょういくだいがくふぞく いけだしょうがっこう)は、大阪府池田市緑丘にある国立の小学校。
明治時代、学校教育の研究・実践の場として創立。
日本で初めての世界保健機関 (WHO) のインターナショナルセーフスクール(ISS)でもある。
同じ敷地に附属池田中学校、附属高校池田校舎があり、連携し教育研究活動を行っている。
1909年(明治42年)、大阪府池田師範学校(大阪教育大学の前身の一つ)の附属小学校として創立した。
教員養成大学の附属学校として、児童に初等普通教育(義務教育)のうち基礎的なものを行う「教育活動」と、学校教育と生涯学習の実践的研究や教育実習生の受け入れなど「研究活動」を行っている。
通称は「附小(ふしょう)」「池附(いけふ)」「池小(いけしょう、大学内での通称)」で、英語名称は、Ikeda Elementary School attached to Osaka Kyoiku University。
国際社会で活躍できる人間の育成を目指して、1996年(平成8年)から帰国児童の受け入れを開始。
特別な学級編成を行わず、帰国児童を普通学級に在籍させて他の児童と共に学ぶことにより、日本の文化や習慣を理解し、外国での経験を活かし、共に国際社会で活躍できる人材となるように教育活動を行っている。
国際理解教育のほか、総合的学習や融合型の学習を包括的にとらえ、新時代への教育改革を目指して大阪教育大学附属池田中学校、大阪教育大学附属高等学校池田校舎と共同研究を開始。
同じ敷地に小学校・中学校・高等学校があるメリットを生かし、小・中・高の連携で教育研究活動を行っている。
2018年度の場合、「学びの質を高める次世代のICT活用」をテーマに研究し、池田地区附属学校として研究の成果を毎秋に発表。
紀要にまとめられている。
1.自ら進んで学び、生活をきりひらく主体的な意欲と能力の育成 2.好ましい人間関係を育てることによる集団的資質と社会性の育成 3.自他の生命を尊重し、社会の平和と発展を希求する心情の育成 4.健康の増進と、明るくたくましい心身の育成 5.安全な社会づくりに主体的に参画する人間の育成 「附属池田小事件」も参照 2001年(平成13年)6月8日、附属池田小事件が発生。
侵入した男に児童8名が殺され、児童13名と教諭2名も負傷した。
事件の直後、仮設校舎で授業を行い、2004年に改築した校舎に復帰した。
事件を契機に全教員の共同研究として安全教育を推進しており、さまざまな事件を防ぐため、正門に警備員を配置し、校舎も可視化を図り、非常用押しボタンを設置。
安全設備の整備ほか、不審者対応訓練も児童対象に1回、教職員対象に5回実施したり、毎月8日を「安全の日」と定め、危機管理マニュアルの内容の確実な実施を点検したりするなど、学校安全設備のモデル校となっている。
2002年には学校災害特別研究児童の受け入れも開始。
学校災害による兄弟姉妹が死亡した児童の発達過程と支援のあり方を研究して教育的実践を行っており、2009年4月には文部科学省から「安全科」を設置する教育課程特例校に指定された。
2010年3月には「安全な環境づくりを進める学校」として世界保健機関 (WHO) の「 International Safe School (インターナショナルセーフスクール)」(ISS) 認証を受けた。
ISSは、認定制度ではなく、保護者や地域と一体となり安全な学校を目指す「活動を評価する」制度。
2004年以降、スウェーデンや韓国、中華民国(台湾)、タイなどの32校が認証されている。
なお、事件の記憶の風化を防ぐため、大阪教育大学も含めた取り組みが行われ、大学では2006年から毎年、全学部の学生に特別講義を開講。
事件の概要や学校安全などを学ぶほか、付属高校池田校舎でも6月8日に全校集会を開き、犠牲児童へ1分間の黙祷を捧げている。
また、事件1年半後の2003年2月16日に「8人の児童の追悼式典」を豊中市民会館で、2月28日に「祈りと誓いの集い」を池田市民文化会館(アゼリアホール)で行い、2004年6月8日に旧正門の近くに、祈りと誓いの塔(犠牲8児童に祈り、再発防止を誓う)を建立。
以来、毎年6月8日に塔の周辺で、全校児童や教職員・保護者が参加し、祈りと誓いの集いを開いている。
祈…

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