西日本鉄道は16日の春闘の労使交渉で労働組合に対し、29年ぶりに高い水準の賃上げの回答を行ったと発表しました。

西鉄が16日に回答した基本給の昇給額は定期昇給相当分とベースアップ分を含んで組合員一人平均10,200円です。

組合の要求額は下回りましたが、回答は29年ぶりに高い水準で、あわせて大卒の初任給を4千円、高卒などの初任給を3千円引き上げる回答も行っています。

今年の春闘は物価上昇への経営側の対応が焦点ですが、西鉄は16日の労使交渉で「物価高を考慮しての回答だ」と説明したということです。

福岡県に本社を置く大手企業では、14日に西部ガスが23年ぶりとなるベースアップの実施を回答しています。

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