俳優の松たか子が24日、都内で開催された『ディズニー100 フィルム・フェスティバル』開幕直前イベントに、声優の山寺宏一とともに登壇。ミッキーマウス&ミニーマウスもサプライズ登場した。2014年に社会現象を巻き起こした『アナと雪の女王』シリーズでエルサの日本語吹替声優を務めた松は、そのアフレコ時にかかるプレッシャーを「修行で山にこもるよう」とたとえるなど、貴重なディズニートークを繰り広げた。

 2020年2月にアメリカで開催された『第92回アカデミー賞』授賞式で、歌曲賞にノミネートされている『アナと雪の女王2』主題歌「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」を米国のイディナ・メンゼルをはじめ、各国のエルサ役キャストとともに歌った時のことを、「各国のエルサたち自身がプリセンスというか、明るくて、前向きで、パワフルだった」と振り返った。

 松にとって、エルサの吹替収録は、「修行の山に籠るみたいな感じ。エルサが映っている画面とマイクに向かって必死に歌ったりしゃべったり。夢を壊しちゃうようですが、本当に覚悟して行かなきゃいけない山」と、相当の覚悟を持って向き合っていることを明かした。

 また、『アナと雪の女王』1作目で、暖炉の前で凍えそうになっているアナに、オラフが言ったせりふ「愛っていうのは自分より人のことを大切に思うことだよ」が特に印象深いといい、「彼の無邪気な顔、キャラクターから、本質的なこと言われると、どんな人も素直にその言葉を聞けるというか、そうだねっと思える優しい言葉だなと思って、すごく好きなシーン、言葉です」と話していた。

 そんな『アナと雪の女王』を含め、100年の歴史を築いてきたディズニー・アニメーションの魅力について松は「観た人が『うわぁ』って思ったり、声に出しちゃったりする、その気持ちを呼び起こさせてくれる力がある。『ディズニー?どうかな?』って言ってても『うわぁ』って思う一瞬が絶対ある。それをずっと作り続けてきた。それこそ魔法のような何か力を感じる」とコメント。

 これから100年先までディズニーには「夢と魔法」に加えて「勇気」を期待したいと言い、松自身も「ディズニーの作品に出てくるプリンセスは孤独だったり、何か心の中に何かを抱えて戦っていたりして、そこから一歩踏み出す勇気をみんなが持っていて、ほんのちょっとの勇気があれば、扉を開けるということをプリンセスたちから学んでいます」と、『アナと雪の女王』との出会いに感謝していた。

 『ディズニー100 フィルム・フェスティバル』は、10月16日にウォルト・ディズニー・カンパニーが創立100周年を迎えることを記念して、ディズニー・アニメーションの珠玉の名作8作品を全国100ヶ所の映画館で10月7日より毎週土日に上映する。

■上映作品
『アナと雪の女王』(10 月7日上映)
『ベイマックス』(10 月8日上映)
『シンデレラ』(10月14日上映)
『モアナと伝説の海』(10月15日上映)
『リトル・マーメイド』(10月21日上映)
『ズートピア』(10月22日上映)
『塔の上のラプンツェル』(10月28日上映)
『ファンタジア』(10月29日上映)
※『ファンタジア』のみ2D字幕版、ほかはすべて2D吹替版での上映

#ディズニー #松たか子 #山寺宏一

1 Comment

  1. 素晴らしい内容をありがとうございました、本当にありがとうございました!✌️