俳優の三田佳子(82)が15日、都内で行われたテレビ朝日系連続ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(19日スタート 毎週木曜 後9:00)の制作発表会見に出席。愛してやまないものとして「俳優と言う仕事」を挙げ「最期まで女優、俳優の仕事をやりたい」と力を込めた。

 同作は今年の「第27回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」に輝いた入江喜和氏の同名漫画(講談社)をドラマ化。心優しい売れない小説家と結婚した主婦・伊沢ゆりあ(菅野美穂)が、突然目の前に現れた夫の“彼氏”、“彼女”、“隠し子”と奇妙な同居生活を始めることとなる新時代のホームドラマとなっている。

 三田は、何かと好奇心旺盛なゆりあの姑を演じる。自身が演じる役について「唯一おばあちゃんですが、かわいい人」と分析。「老人ならではの外れ方を皆さんに囲まれて演じています。溶け込まないと、和田氏だけはとんでもない形になるといけないので、仲良くやらせていただいています。幸せだと思っています」と喜びをかみしめた。

 さらに、愛してやまないものを問われた三田は「本当にたくさんあるんです」とした上で「女優でデビューして今年で63年経つんです。なので、もう俳優という仕事です」と回答。「仕事がなくては。もういつ死ぬかわからないから、そのことが一番です」と語り、「今回とても楽しくて、皆にも盛り立てていただいて、この作品ご一緒できて良かったなと幸せなんです」とにっこり。「最期まで女優、俳優の仕事をやりたい」と誓った。

 会見には菅野と三田のほか、鈴鹿央士、木戸大聖、宮澤エマ、白山乃愛、志田未来、吉瀬美智子、松岡茉優、田中哲司も出席した。

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