高校野球・秋の北信越大会が14日から福井県で開催されます。来年春のセンバツ出場校を決める上で重要な資料となる大会、石川県からは3チームが出場します。春夏合わせて甲子園出場7回の名将とともに、展望を見ていきます。

「春の北信越大会石川県でありました、その時にベスト4に石川県は3校残りましたね。それと同じような状況になるのではないか、という感じはしますね」独自の情報分析をもとに、北信越大会の展望を解説するのは遊学館高校の前監督・山本雅弘さん。2002年には甲子園初出場でベスト8進出を果たすなど、21年間でチームを7回、甲子園に導いた名将です。おととし夏に、遊学館の監督を退任した後も各校のグラウンドや球場を回って、精力的に取材を続けています。この秋の北信越大会、石川県勢は、星稜、航空石川、そして小松大谷の3チームが挑みます。

山本さんは、星稜では投手力、佐宗翼投手、道本想投手の2投手に注目しています。そして航空石川については、攻撃力・投手力・守りなど総合力では星稜をも上回ると見ています。県大会で登板した1年生・猶明光絆投手、蜂谷逞生投手、長井孝誠投手の3投手が躍進のカギを握ると見ています。さらに第3代表の小松大谷では、県大会5試合で盗塁15個を記録した機動力が大きな武器です。

中でもライトを守る伊藤芳紀選手の俊足に注目しています。北信越大会は、来年春の甲子園・選抜高校野球大会の出場校を選ぶ資料となる大会で、北信越地区からの出場枠は「2」です。例年は決勝に進んだ2チームがそのまま選ばれます。開催地は福井県、あさって土曜日に1回戦、日曜日に準々決勝そして来週土曜日・21日に準決勝・22日に決勝が行われます。

6 Comments

  1. センバツの懸かる秋季大会はどの高校も意気込みは違うし、プレッシャーもかかります。石川県勢の初戦の相手は強敵で3校揃って敗退する可能性もあります。